こんばんは。
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岡田淳
●あらすじ
ふしぎな黒猫に誘われて、学校の校庭から、子どもたちだけが住む世界に迷いこんでしまった悟。やがて、悟は仲間とともに、この世界を支配している竜と闘うことになります。〈一番確かなもの〉を探して、子どもたちがくり広げる壮大なドラマ。(内容紹介より)
○これが私の読書歴の始まり!
なんとなく図書室で、ニ分間の冒険って何?とわくわくしながら手に取って読み始めたら面白かった。
タイトルが素敵で忘れられず大人になって購入してしまった。
ニ分なんてカップラーメンもできない短い間にどんな冒険をするの?!と子どもでなくてもドキドキしませんか?
例えば縁の下にまっくろくすけを探したり、木々のトンネルを抜けるとトトロに会えると信じて似たようなトンネルを駆けぬけてみたりってけっこうやってた人っていると思うんですよ。(これをあげたら切りがない)
それと一緒で、黒猫のダレカがいないかと学校でウロウロ探したもんだな
伊吹有喜
●あらすじ
バブルの頃、自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、ブームが過ぎると忘れられ、所属事務所に負わされた多額の借金を返すうちに40代になった。カメラも捨て、すべてを失い。自分が人生で本当に欲しいものとは、なんだったのか? 問い返すうち、ある少女からの撮影依頼で東京へ行くことになった浩樹は、思いがけない人生の「敗者復活戦」に挑むことになる。
○嫌なことがあってもいつかトンネルは抜けて良い方に進み出す。登場人物たちに勇気づけられた後に、本を閉じてこのタイトルを思い出すとさらに前向きな気持ちになれた。
「今はちょっと、ついてないだけ」だけど、きっといいことがあるから腐らずに生きていこうと。
藤岡陽子
●あらすじ
夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは1944年のマニラで、さっきまで病室にいた老女の若き日の姿になっていた! 困惑を抱えたまま、従軍看護婦として戦争に巻き込まれる紗穗。それでも、持ち前の明るさで数々の理不尽に抗いながら、過酷な日々を駆け抜けていく。反戦の意志と、命を背負った女たちのかけがえのない青春が紡ぐ圧倒的感動作。
カバーがちょっとあってないかな💦
萩原浩
●あらすじ大学4年生の高橋真矢は、映画研究会在籍の実力を買われ、アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった。布目の現地調査に同行して7月の遠野へ。取材対象が現れたら、姿を映像か写真に記録したいという布目の希望により、“座敷わらし"を撮影するため、子どもが8人いる家庭を訪問。スイカを食べる子どもを数えると、ひとり多い!?「座敷わらしの右手」より。ハンサムらしいが風変わりな大学教授と、映画製作を夢見てアルバイトに励む女子大生の迷コンビ。座敷わらし、河童、天狗と日本人の心に棲むあやしいものの正体を求めての珍道中を描く連作「座敷わらしの右手」「河童沼の水底から」「天狗の来た道」を収録。ふたりに芽生えた恋の行方も読みどころの、笑いと涙のなかに郷愁を誘うもののけ物語。
○逢魔が時とか黄昏時って、なんだかドキドキしませんか?
この世とあの世の境が曖昧な時間帯に会いましょうって、何者?!と期待大で手に取った本。見事に答えてくれた一冊。
続編が出てくれたらなといまだに期待している。
ここから下はB●作品なので、好きではない人は閉じてください…
一穂ミチ
●あらすじ
同棲中の恋人とのレスに悩む一顕。一顕の会社の同期で、同居中の幼馴染み・和章に叶わぬ恋心を抱く整。ある日一顕が自身に送ったつもりのメールが手違いで整に届く。そこから、互いの正体を知らぬまま悩みを打ち明け合う奇妙な交流が始まった。好きだから抱き合いたい、抱いてほしい――共有した秘密はやがて心の容量を超えてあふれ出し……?
○これとスピンオフの『ナイトガーデン』はなんとなく今でも手元に持っている。
ふったらどしゃぶりの、タイトルがすごくあってて、しばらく頭から離れなかった。
何年も読み返してないからなんとなく覚えてるだけだけど、「そうだよね、きっと現実もそんなもんだよね」と本を閉じてタイトルを見てうなずいたのを覚えている。
本というか漫画↓
末広マチ
●あらすじ
魂を回収をするため人間界に降り立った天使の前に落ちてきたのは、ちょっとおバカで落ちこぼれな訳アリ悪魔。
派遣担当のミスでまさかのバッティングをしてしまったふたりだが、いわゆる敵同士の間柄、最悪の出会いになってしまったと思いきやまるで天使のような見た目をした可愛い悪魔に天使が一目ぼれ! ?
悪魔を言葉巧みに油断させてえっちなだまし討ち
性格難アリのゲス天使×落ちこぼれな訳アリ悪魔の
異種族 御法度ラブ
○これはひたすらかわいい!
タイトルがかわいくてそれに合ってるキャラたちで微笑ましく読めた。
スピンのタイトルも素敵✨なんか優しく相手にささやいてる感じ。そんなこと言われて帰らないことある??
あと似た感じの。
ヨネダコウ
●あらすじ
出口晴海が好きになったのは、小野田良。三歳年下のストレート。気がつくと、好きになっていた。友達でいい。そう思っていたのに、どんどん好きになっていった。素直になれなくて、不安になって、ささいなことに幸せを感じて、言えない言葉がたくさんたまっていって──誰かを好きになる切なさと幸せがここに。
○スピン元の「どうしても触れたくない」とセットで手元に本を持っている。
あと「NightS」も手放せないんだな。
ちょっと出口がめんどくさいけど、かわいく見えた。
それでも、ってどんなこと?とわくわくする気持ちが抑えられない。
読んでみると色々あるけど、穏やかな気持ちで読めるからいい。そしてタイトルも優しい。
発売した当初に読んだので、出口がわりと自分よりも年上設定だったことに驚いたのを覚えている。20代半ばなイメージなのに。
こういう変な当て馬が出てこない平和な話が好きなんだよな。
でも、B●だけどね…
タイトルってやっぱり本を手に取るきっかけとなるので大事だと思います。
最後まで読んで、しみじみタイトルを見返すのが好きなので、思わず呟きたくなるようなセンスの良さを感じた作品たちでした。