トレーナーの資格更新時に必要になることが多い救急救命講習の受講。

大体は北見消防署で9日(救急の日)に行われる普通救急講習を受講させていただいておりました。


ただここ数年はコロナ禍もあり、対面で行われることがストップされていましたが、先月から感染予防に努めながら実施してくださることになったようです。


本日久しぶりに受講することができました。

資料はG2015でしたが、2020バージョンの内容も伝えて下さり、ブラッシュアップすることができました。

コロナ禍の状況から、感染予防の点が追加されていたり、既存のAEDから少し変更されていたりと、あっという間の学びの時間でした。

個人的にオートショックは良し悪し有るかなと思います。

心臓突然死によって年間に7.9万人、1日に200人、7分間に1人が亡くなっている計算になるようです。

119番通報から現場に救急車が到着するまでに約8〜9分(もう少し速いというデータもあるようです)、その到着までの時間に行える心肺蘇生法。

AEDは自動体外式除細動器ですので、心臓の心室細動時にアプローチするものになります。

ですので、完全な心停止の状態では反応しないので、注意が必要かなと思います。
その時には胸骨圧迫が大切になります。

AEDのパットは心臓を挟むように貼るので、右の鎖骨下と左の肋骨部(脇から5〜8cm下)が基本です。腹部などに間違えて貼ることの無いように気をつけたいところです。

女性に対して行う場合、ネックレスなどの装飾品をしている場合(男性でも同じ)、外すか最悪切ることも考えます。
ブラジャーのホックなど心配されますがフロントホックでなければ外す必要はないので、むやみに肌を露出させる必要もないです。
ただ、女性からすると下着姿のまま行われることに抵抗がある結果にもなっているようですから、配慮できる状況であれば上から服をかけるなりすると良いと思います。
また妊娠中であってもAEDは使えるので、胎児のことはあまり気にせず使用することが推奨されているようです。

出来れば使うことが無いのが1番ですが、いつ発生してもおかしくない世の中かもしれません。
例えば、コロナ禍のため体育の授業でマスクしていて、熱中症はもちろん心臓に負担をかけることもあるかもしれません。
運動部はその部活動中に引き起こす可能性もありますし、部活していない学生は体育の授業で引き起こす可能性が考えられます。

この2、3年は体育の授業もまともに行えていなかったりしていて、体力レベルは低下していると考えられます。
体育教員もそのあたりは考慮していると思いますが、予想以上に体力低下していたら、今までの授業内容ですら体力的に厳しい状況かもしれません。

そうかといって、体育の授業での運動レベルを下げすぎてしまうと、悪循環にもなりえるので判断が難しいところかもしれません。

危機管理という意味でしっかり考えていく必要があるかと思います。

起こってほしくはないものですが、万が一起きたときに少しでも対応できるようにしておきたいです。

3時間、感染予防等に留意しながら行って下さった北見消防職員の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。