【東洋医学的な考え方・肝】
〜ちょっと修正編〜

まず、内因と外因というものがあって、そこの考え方がごちゃごちゃになっていました。


内因は自分の内面からの影響。
(イライラする、何かしらの症状が出るなど)

外因は外からの影響。
(怒られて恐ろしい、暑いから汗が出るなど)

この内因と外因の捉え方も大切になります。

前回書いた通り、五行色体表の五志·七情で、『肝』は【怒】になります。

《『肝』が過剰に働いてしまう=【怒】が強く出てしまう》
という部分は

《【怒】が強く出てしまう→『肝』が過剰に働いてしまう→イライラする、目の充血(目赤)などを症状とする〈肝火上炎〉になる。》
という流れの方が内因の考え方としては良さそうです。(=ではなくあくまでも矢印方向)

【怒】という内因によって、『肝』が働きすぎて症状が出てくる
ということになります。

《【怒】を受け取りすぎてしまうとか??(ここは持論)によって、『肝』の働きが弱くなる》
という部分は

【怒】という感情を受ける取る=外因とも考えられるため、内因としては、怒られた→恐ろしい、驚き、悲しい、憂うつなどと考えられるため、『肝』というよりも他の臓に影響を及ぼすと考えたほうが良さそうです。

ですから、『腎』の消耗という考え方のほうが内因としての考え方に適しているといえます。
ちなみに、【憂】【悲】は『肺』にあたるので、『肺』の症状である風邪症状に近いものが出やすかったり、気を司るため、気の症状が出やすくなったりすると思われます。

という修正でした。
ただ、前回の持論も絶対間違いとも言い切れないです(このあたりも東洋医学的笑)

感情に対してアプローチするということも東洋医学的には大切な要素になると思います。