【ちょっと東洋医学的なお話】
今回の札幌出張も、夜行バス→授業→夕方のバスという強行スケジュールでした。
授業間の休み時間中に、
「先生、膝が急に痛くなったんですけど、、、」→ちょっと調整してまぁまぁ楽に。
「先生、私の脚のライン大丈夫ですか??」→アライメントみて、動きみて、気になったところ少しアプローチして、ポイント伝えたり。
パッと見アプローチでしたが、体感してもらえて良かったかなと。
放課後、トレーニングしていた学生たちにも、『鍛える前に整える』重要性を体感してもらったり。
結果、プチパーソナルしたり。
授業外も濃厚でした。
さて、ようやく本題。笑
先日、自分に鍼を刺して抜いたときにちょっと出血しまして。
珍しいなと思いつつ、さっと押さえて止血。
お風呂入る前に見たら、若干の内出血(左足の甲、太衝のところ)してました。これも珍しい。
とりあえず、細い鍼なので刺しても痛くないですし、深くも刺していないですし、血がちょっと出ても痛くないですし、内出血しても痛くないです。
痛そうに見えて、痛くないです。
鍼ってそんなもんです。
このとき刺したのが
太衝(肝の原穴、足背動脈拍動部)
太渓(腎の原穴、後脛骨動脈拍動部)
※どちらも兪土穴
三陰交(脾の経穴)
豊隆(胃の絡穴)
とりあえず、気虚傾向だと思いながら(傾向というか気虚、笑)、血瘀もあるしとりあえず太衝(肝の蔵血、疏泄作用)、太渓(腎精不足だから腎を補う)、三陰交(なんとなくむくみ感もあるし、脾も元気ないかなと補う)、豊隆(むくみ解消の経穴で有名、脾との繋がりもあるから、脾経と絡めるイメージで)
まぁ、結果出血したってことは、気の固摂作用の低下、脾の統血作用の低下は考えられるし、脾と腎の繋がりもあるので腎経にもアプローチしておきたいし(若干の冷えもあるから、脾腎陽虚?も考えられなくもない)、むくみ感(靴下のゴム跡残るし)もあるので、脾胃のラインも考慮したい。
別にイライラしてもいないし、酸っぱいものも欲しがらないから、肝の原穴にアプローチしなくても良いかな。
血を考慮するのであれば、血海(脾の経穴)とか、膈兪(肝の背部兪穴、八会穴の血会)とか?膈兪は背中だから自分じゃ無理だけど。
そんな考察すると、
太渓、三陰交、豊隆は良きとして、血海、気海(任脈)を選択してみても良いかなと。
血海、気海はお灸でも良きかなと。
そんな東洋医学的な考え方からみると、鍼刺した後の症状も面白く感じます。
そして、最終的な結論は
『体は疲れてる!』です、笑
