YouTube《体の可能性の引き出し方》にアップしてある動画になります。
(続きをご覧になりたい方は、YouTubeで検索してください)
これは股関節をしっかり動かすエクササイズになります。

今回は【水泳における股関節の動き】について説明したいと思います。

体育教員、競泳コーチ、競泳者(学生)、保護者の方々の参考になればと思います。

以下、長文になりますが、文章と動画を照らし合わせるとより分かりやすいと思います。


水泳においてよく耳にする言葉として、「膝で水を蹴らない」があります。
股関節から脚を動かすのではなく、膝下の動きで水を蹴っている時に使われると思います。

このようなことが起こらないようにするためにも、しっかり股関節を使えるようにしておくことは大切です。 

「股関節から脚を動かし、しなるような動きで水をとらえる」
「膝をロックさせることもなく、膝主導にもならないようにする」
このような表現もあるかもしれません。

股関節屈曲(水を下に蹴る)や膝関節の伸展(膝を曲げ、伸ばす力)が強く出ている選手も多いです。

このような場合「お尻が使えていないから」という理由でお尻エクササイズを行う人も多いと思いますが、ただ行うだけになっていることも少なくありません。

また、股関節は屈曲・伸展、外転・内転だけでなく、外旋・内旋という回旋動作もあります。

内旋傾向に使う癖が強くなりがちですから、しっかり外旋運動を行う必要があります。
(もちろん内旋動作も大切になるので、内旋運動がいらないわけではありません)

股関節の動きをしっかり引き出せていれば、膝から動かすリスクが減ります。

動画の動きは股関節全ての動きが含まれているエクササイズになりますから、丁寧に行ってみてください。