YouTube《体の可能性の引き出し方》にアップしてある動画の一部になります。
(続きはYouTube《体の可能性の引き出し方》で検索して見てみて下さい)

手足の位置や動きをいれて負荷を高める方法を説明しています。

今回も【水泳におけるプランクの考え方】として説明したいと思います。

体育教員、競泳コーチ、競泳者(学生)、保護者の方々の参考になればと思います。

以下、長文になりますが、文章と動画を照らし合わせるとより分かりやすいと思います。

「泳ぐ」という動作において、体幹部(頭、四肢を除いた部分)やコア(腹巻きの部分)の安定性というのは大切になるというお話を前回しました。

「プランク」を行う上で大切になる『脊柱を適切に保つこと』ができたら、保ったまま『四肢を自由に動かすことが出来るかどうか』を前回確認していただきました。

しかし、体幹は安定させているつもりだけど、手足を動かすとどうしても腰が反ってしまう方も多いです!

そのような方へのメッセージです!

手や足を伸ばす動作の起点になるのは、肩関節と股関節になります。

ですから、どんなに体幹部を安定させられていたとしても、手を伸ばすのであれば肩関節の可動域が適切でなければ、体幹部の安定性は低下してしまいますし、足を伸ばすのであれば、股関節の可動域が適切でなければ、体幹部の安定性は低下してしまいます。

普通のプランクは出来ているはずなのに、手足を動かすと途端に出来なくなってしまう人は、肩関節や股関節をしっかり整えてみましょう!

肩関節であれば、広背筋など腕の付け根や脇の側にある筋肉たちをテニスボールやストレッチを行ってみてください。
股関節であれば、別の動画『股関節を整える方法』に載せてありますから、ぜひ確認してみてください!

ちなみに、肩関節であれば170度屈曲、股関節であれば20度伸展が、胸椎腰椎など脊柱に負担をかけない角度になりますから、可動域が高すぎる人以外は、肩を屈曲させすぎる必要はないですし、足も高く上げる必要もありません。

手足は遠くに伸ばすように行いましょう!

手足を動かさないと前には泳げないですから、体幹部の安定性だけではなく、肩関節や股関節をしっかり整えておくことも、故障予防はもちろんパフォーマンスアップに繋がります!

水泳肩や腰椎分離症を引き起こしてしまう可能性の高い子は、この辺りがしっかり行えていません!

泳いでいる時に体がクネクネしてしまうのは、体幹部が安定していないからかもしれませんが、『肩関節や股関節』が整っていないからかもしれません。

きちんと見極めていきましょう!