【名寄高校野球部トレーニング指導】
昨日は名寄高校野球部さんへの今年度2回目のトレーニング指導をさせていただきました!
朝5時に出発し、到着後すぐに指導。
まずは、可動性、安定性、機能性の話から評価を行い、改善エクササイズを行いました。
可動性については、可動性があるのかないのか、可動性がないのであれば、その理由は組織的な問題(TED)なのか、関節に問題がある(JMD)のか、実は可動性はあるのに運動制御、コントロールが出来ていないために動かせられないのか(SMCD)等を踏まえて進めました。
組織的な問題へのアプローチや関節の問題へのアプローチを行ったのち、それでも変わらない選手へはSMCDの確認。
潜在的には可動性はあるものの、動かせられない、動きをコントロールできないがために、可動性がないように見えてしまっている選手もいました。
少し調整すると、さっきまで何だったのだろう?というくらいに可動域が高まりました。
可動性はあるのにそれをコントロール出来ていなさすぎるということは、動きをコントロールすることも難しいと判断できますし、故障リスクがとても高くなります!
例えば、瞬間的に動きを止めようとしたときに自分自身が思っている以上に動いていて、コントロール出来ないがためにケガをしてしまうということが考えられます。
動きをコントロール出来るからだ作りの話なども含めて進めました。
股関節については時間をかけて、詰まり感や動作の改善について組織的、関節的な要素も踏まえて行いました。
午後からはウエイトトレーニング指導を行わせていただきましたが、どこをどう意識したいのか、どのように動かしたいのかについて指導しました。
二年生は昨年経験しているので、一年生にも指導しながら行ってくれました。
継続したチーム指導があるからこそ出来ますね!
指導中「この動作に僧帽筋は使いますか??」等の質問も出ます。
『僧帽筋って、上僧帽筋、中僧帽筋、下僧帽筋とあるから、ここは~』という細かすぎる返答はしませんでした(笑)
『保持するという点で使っているくらいで、しっかり収縮させる感じではない』
という感じでサラッと。
指導中、骨格模型使いながら筋肉の名前をバンバン出すので、選手たちも結構覚えてくれます!
ウエイトトレーニングは高負荷で出来ることにこしたことはないですが、一番は正しい形で行うことだと思って指導しています。
正しい形というのは、パフォーマンスレベルをしっかり高められるものと考えてアプローチしています。
ベンチプレスを行ったら肩関節が回しやすくなるとか、スクワットを行ったら脚が上げやすくなるとか、鍛える要素よりも整える要素に比重をおいて指導しています。
最後はクイックリフトを行いましたが、予想以上に上手に動かせられていました。
ちなみに一番ビックリしたのは、数ヶ月前まで懸垂が全く出来なかった一年生が、全員出来るようになっていたことです。
次回はもっと出来るようになっていますように!(笑)
体の使い方やケアの方法などで脱線しすぎて、終了時間が大幅に押してしまいました。
1日でかなりの情報量だったと思うので、チーム内でシェアしながら、しっかりレベルアップしてほしいと思います!
ありがとうございました!


