【スクワットの形・パート3】
前回の投稿の続きです。

スクワットにて使われる筋肉は、殿筋群、大腿四頭筋、ハムストリングス、脊柱起立筋、腹筋群、下腿三頭筋、内転筋など様々な筋肉に刺激が入ります。

行う際の注意点として良く言われるのが、
「背中を丸めない」
「膝を爪先より前に出さない」
があります。

他にも、足幅や爪先の向きなどもありますが、ここでは置いておきます。

さて、前々回、前回と注意点の「背中を丸めない」、「膝を爪先より前に出さない」ことについて書きました。

では、「膝を爪先より前に出さない」は本当か?です。

写真は爪先から垂直方向に見れば膝は爪先より前に出ています。
しかし、これはOKとしています!



緑の線の引き方が下手くそですが、背中のラインと下腿のラインがほぼ平行です!

このようなスクワット姿勢が一番良いと言われています。

このような姿勢をとると膝は爪先より前に出ますが、全体としてのバランスは良いですし、コアの力も入りやすく、故障リスクは減ります。

以上のことより、スクワットにおける「膝は爪先より前に出さない」はこだわりすぎる必要もないと思っています。
もちろん、前々回、前回に書いたように、股関節や足関節が正しく動いているかどうかも見極めてですが。

足幅を広くしたり、担ぐ位置を変えたり、刺激を入れたい箇所が明確であり理由づけできるのであれば、それに見合ったフォームにしても良いと思いますが、基本的なスクワットは写真のような形を指導しています!

補足ですが、
今までの写真は全て下ろした状態(大腿骨がおおよそ地面と平行の位置まで下ろすパラレルスクワット)ですが、ここからしっかり真っ直ぐ姿勢まで動かすこともとても大切です!

股関節屈曲位をキープしたままスクワットを繰り返すよりも、しっかり股関節ニュートラルまで戻してから次の動きを行うことがとても大切です!

スクワットを行う際のポイントにしてください!