ウクライナ戦争が始まってから、もう長い時間がたちました。
「いつ終わるの？」と思う人も多いですよね。けれど、実際にはすぐに終わりそうにありません。
◆ロシアの事情
ロシアにとって戦争は、プーチン大統領の立場を守るためのもの。
戦争をやめてしまうと「負け」を認めることになり、政権そのものが危なくなるから、やめられないのです。
◆ウクライナの事情
ウクライナにとっても、ゼレンスキー大統領は「戦時のリーダー」だからこそ国民に支持されています。
戦っているからこそ国際社会からの支援も続いている。これも大きな理由です。
◆アメリカやヨーロッパの事情
アメリカやヨーロッパにとっても、戦争は「ロシアを押さえ込む」ための手段。
同時に、自分たちの兵器を実際の戦場で試し、軍事産業を動かす理由にもなっています。
◆中国の思惑
中国は直接戦ってはいませんが、戦争を見ながら「アメリカやヨーロッパの兵器の力」を研究しています。
つまり、この戦争から学べることがたくさんあるのです。
◆戦争の“逆の面”
戦争はもちろん悪いことです。人の命が失われるのは取り返しがつきません。
けれど歴史を見ると、戦争を通じて技術が進歩したり、社会の形が変わったりしてきたのも事実です。
「悲しいけれど、それも戦争の現実」なのかもしれません。
◆いつ終わるのか？
多くの国がそれぞれ「続ける理由」を持っている以上、簡単には終わりません。
そして一番大事なのは、この戦争の本当の原因──領土の問題、政治体制の問題、安全保障の不安──が解決されない限り、戦争は長く続いてしまうでしょう。
