アメリカのニュースでよく話題になる「トランプ大統領の関税」。
でも実は、関税という仕組みはトランプが作ったものではなく、アメリカ建国のころから存在している制度です。
最初の関税は 1789年の「関税法」 にまでさかのぼります。
この法律を推進したのは、初代財務長官 アレクサンダー・ハミルトン。
彼は「国を豊かにするには製造業を育てることが大切」と考え、輸入品に税金をかけて国内産業を守る仕組みを設計しました。
その後のアメリカでは、
- 南北戦争前は「北部=関税賛成」「南部=関税反対」で大きな対立
- 世界大恐慌期の スムート・ホーリー関税法 は、各国の報復関税を招き不況を悪化
- 戦後は逆に「自由貿易の旗手」としてGATTやWTOを推進
…というように、時代ごとに関税の役割は大きく変わってきました。
そして21世紀、トランプ大統領は 「通商法301条」や「232条」 などの法律を使って、中国や鉄鋼・アルミ製品に関税をかけました。
これは新しい発明ではなく、昔からあるアメリカの制度を使っただけなのです。
関税は「国家の武器」として200年以上の歴史があり、トランプはその古い仕組みを現代に再び活用した、というのが本当のところです。


