アメリカとベトナムが新しい貿易協定を結んだことで、日本にも大きな影響が出てくる。
ベトナム製品は最大20%の関税で輸出できる一方、中国製をベトナム経由で輸出した場合は40%の特別関税が課される。これは「転送=関税逃れ」を防ぐため。
日本は今のところアメリカとそのような協定を結んでいない。つまり、アメリカ側から見れば「未協定国」であり、信頼も優遇もされていない立場。
仮に「これは中国製じゃなくて生産地が違う」と主張しても、アメリカがそれを認めなければ意味がない。
証明が不十分なら、日本経由品も「転送品」と見なされ、40%以上、場合によっては55%までの関税対象になる可能性がある。
つまり、協定を結ばなければ、日本はベトナムよりも悪い条件を押しつけられるリスクが高い。
選択肢は2つ。アメリカと協定を結んでベトナムと同等の扱いを得るか、協定を拒んで高い関税を受け入れるか。
どちらにしても、日本はもう静観できる立場ではなくなってきている。

