最近の国際ニュースを見ていて、改めて感じたことがあります。 トランプ前大統領の貿易政策――それは単なる“保護主義”ではなく、「損をしたくない」「フェアな取引をしたい」という、ビジネスマンとしての本能に基づいた動きだということ。
彼が関税をかけ続ける理由は明確です。 「安いものを中国で作り、他の国が何もしないでアメリカで売る」。 この構造では、生産業は中国に集中し、アメリカは“売られるだけの国”になってしまう。 武器も医薬品も、自国で作れないという“戦略的リスク”をトランプはコロナや戦争で痛感しました。
だから彼は言うのです。 「関税ゼロでもいい、でもフェアでなければ意味がない」と。 たとえば、アメリカが日本から輸入1000億円なら、日本もアメリカから1000億円分買う。そういう“対等な取引”を求めています。
この考え方は、中国やヨーロッパ、日本にとっても他人事ではありません。 実際に、ベトナムや日本経由で“回避貿易”が行われれば、結局中国と変わらないビジネス構造になる。 そうなれば、またどこかで“止まる経済”が訪れるのでは…と懸念しているのが今のアメリカです。
今回はそんなトランプの“新しい世界貿易モデル”について、私なりの視点でまとめてみました。
