今日は久しぶりに海へ出かけた。朝から少し曇り空だったけれど、浜辺に近づくにつれて、潮の香りがふわりと風に乗って届いてきて、胸の奥がすっと軽くなるような気がした。

砂浜に足を踏み入れると、まだ少しひんやりとした感触が心地よくて、歩くたびにサラサラと音を立てる。波は穏やかで、寄せては返すそのリズムが、まるで深呼吸を促してくれているみたいだった。

しばらく波打ち際を歩きながら、ただ海を眺める時間を過ごした。遠くでカモメが鳴き、子どもたちの笑い声が風に混ざって聞こえてくる。特別なことは何もしていないのに、心が満たされていくような、そんな不思議な感覚。

ふと立ち止まって空を見上げると、雲の切れ間から光が差し込み、海面がきらきらと輝き始めた。その瞬間、今日ここに来てよかったと心から思った。

帰り道、靴の中に入り込んだ砂さえも、なんだか愛おしく感じる。日常の中で、こういう小さな“余白”の時間って本当に大切だと改めて思った。

また近いうちに、海に会いに行こう。