フロリダといえば、太陽の光が降り注ぎ、どこまでも広がる青空――そんなイメージが強いけれど、今週はまるで別世界。朝起きても、昼になっても、夜になっても、窓の外はずっと灰色。雨音だけが一定のリズムで響き続けている。

最初の一日は「まあ、こんな日もあるよね」と思えた。雨の音も悪くないし、家でゆっくり過ごすのも悪くない。でも、二日、三日と続くにつれて、だんだん気持ちが重くなってくる。外に出られないというだけで、こんなにも気分が沈むものなんだと改めて感じた。

フロリダの湿った空気は、雨の日になるとさらに重くまとわりつく。窓を開けても爽やかな風は入ってこないし、空気はどんよりしていて、時間までゆっくり流れているように感じる。

家の中でできることはたくさんあるはずなのに、気分が乗らない。テレビをつけても、読書をしても、なんとなく集中できない。外の世界が閉ざされているだけで、心まで閉じ込められたような気持ちになる。