NIGHTWISH/Wishmaster | カルロスのブログ

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オリジナルのヘヴィメタルバンド、Hollywood Lippsでドラムを叩いています。KISSのカバーバンドKISS HORNET、Raise The DEVILでも活動しています。
バンドのこと、好きなロックについて語ります。

昨日はニトリに行ってCDラックを購入してきました。
組み立て式ですが、安いわりにはしっかりした作りでなかなかよろしいです。
というのもCDが凄い数になってしまいまして、ラックに入りきらないのが床に高く積まれている状況だったのです。
ここ何年かで、SNSを始めて情報が多く入ってきて聴きたいのが増えたこととと、ブックオフで中古を安く買えるようになったというのがあるんじゃないでしょうか。
280円とか140円なら聴いてみてはずれでもいいかってなるんで、ますます増えるという。
こうやってブログ書いて記憶に留めておこうという狙いもあるんですが、増えるのもそれなりの数なので追いつかない。あんまり手を広げるのもやめようかなと思うんですけど…。
 
それで、情報も所有数も増えたここ数年ではまったジャンルはというと、シンフォニックメタルとかゴシックメタルという範疇ではないでしょうか。
元々派手でドラマティックなアレンジが好みだったうえに、それがメタルに乗っかってくるんだからハマればはまるものであります。
その代表がNIGHTWISHであります。
メイン・ソングライターのツォーマス・ホロパイネン(Key)の的確かつツボを突きまくるメロディ運びとストリングス・アレンジが素晴らしい。
そしてギターリフが他と少し変わっていて新鮮なのです。小さくて見た目地味なギタリストなのですが、ハッとするようなリフがアルバム中にいくつもあります。
それにリズム隊がボトムをしっかり支えて、バンド全体の音が巨大な塊になって音圧を感じるサウンドになっています。
そして女性ソプラノ・ヴォーカル、ターヤ・トゥルネン嬢の存在。後に多くの「Nightwishタイプ」を生み出した本格的なオペラティックな歌唱。これは一度聴いて「なんだこれは!」とはまりました。このボーカルはロック的な腰がある歌唱ではないので好みが分かれるかもですね。
 
それで今日はこのバンドの出世作"Wishmaster"であります。
2000年発表のサードアルバム。
極上のドラマティック・メロディアス・シンフォニックハードロックナンバーが目白押し。
捨て曲なしのいつまで聴いても飽くことがない珠玉の一品です。
ゴージャスなアレンジながら北欧らしい抒情性もあり、今時のメタルサウンドに仕上がっています。それでメタルとは縁がなさそうなソプラノの歌唱が強烈な個性になっています。
某王道ベテランハードックバンドの新譜が1度聴いて、例の積み上げられたCDに埋もれてしまったのに対してこれはしばらくヘヴィロテしてました。今も好きですけどね。
 
今日の1曲はこのアルバムのオープニングにマッチしている"She Is My Sin"で。
サビのメロディの美しさとターヤの声の美しさには圧巻です。
最後のサビの前に静かになるパートで最後転調して1音上がりますが、J-POPの曲によくある安易な盛り上げ方ではなく、この曲では自然に盛り上がる感があってよいです。
 
 
NIGHTWISH/She Is My Sin