【東京 横浜 わんちゃん写真】保護犬ハナのお話ブログ
2011年2月 宝物だったダックスの小梅が虹の橋を渡った
もっと長生きさせられたはず、涙と後悔ばかりの毎日

ふと目についた保護犬譲渡会のお知らせ 
ハナはそこにいた

抱っこしたら必死で顔を舐め続け、引き離そうとしても離れない
まわりの人たちはクスクス笑っている
違う子を引き取ろうと思って行ったのに、結局ハナは我が家にやってきた

以来、飼い犬ではなく、家族の一員となったハナ

半年後にやってきた元ブリーダー犬の夏芽と一緒に今日も写真モデルのお仕事に励んでいる
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わたち、12月30日午前3時10分に虹の橋を渡りました。
 
夜中、ワオワオ鳴き続けるわたちに、おかーちゃんは、体の向きを変えたり、さすったりしてくれてたんだけど、息をするのが苦しかったのよ。でも抱っこしてもらったらホッとして、楽になったの。

それからすぐ、ゆっくり呼吸が止まったの。ハナちゃんたちが迎えに来たのがわかったから、後をついて行ったら、そこはキレイなお花畑だったわ。
 
うしろを振り返るとおかーちゃんが大泣きしているの。
 
「体がまだ温かい、まだ温かい。生き返るかもしれない」って言いながら、わたちのことを抱きしめたまま離さないのよ。
 
わたちね、19歳と145日生きたの。
このおうちに来たのは2011年12月3日。12年目に入ったところ。あと2日生きれば、数えで20歳だったのに惜しかったわ。
 
来た時は、歯石で歯がかろうじてくっついている状態で、上顎は溶けて穴が空いていたのよ。ここにごはんが入り込んじゃう、っておかーちゃん、最後まで苦労していたわ。結局、歯は全部抜くことになったんだけど。おかーちゃんに言わせるとこれが長生き出来た理由らしいわ。
 
お腹を開けたら、今どき使わない解けない糸で子宮が結ばれていて、担当の獣医さんが「これが原因で病気になったら、訴えれば勝てるレベルの問題ですよ」と怒っていたんだって。
 
甲状腺癌にもなったの。大手術だったらしいわ。
ヘルニアもやったし。ダイニングテーブルから飛び降りていたんだから無理ないわね。おかーちゃんね、手術したくないからって、片道2時間かけて鍼に通ったの。
 
最後まで引きずったのは、皮膚病。最初はマラセチアって診断されたけど、これが違っていたのよ。本当の病名がわかったのは去年。おかーちゃんね、人間のサプリで直したの。信じられないくらいみごとに皮膚がきれいになったのよ。カユカユもなくなったし、梅雨に悪化することもなくなったわ。もう、飼い主の執念としか言いようがないわね。
 
おとーちゃんも頑張ったわよ。食事担当はおとーちゃんだから。最後はブッチをミキサーにかけて濾してもらって食べていたの。お水はスポイトで口に垂らしてもらうのよ。
 
目も見えなくなったし、耳も聞こえなくなったけど、おかーちゃんの匂いだけはわかるの。最後におかーちゃんの腕の中で息を引き取れてよかった。
 
ガラケーで撮った、たった一枚の小さな写真を目に留めて、わたちを引き取ってくれたおかーちゃんなの。これからしばらくは、虹の橋のたもとでおかーちゃんが来るのを待つことにするわ。
 
おかーちゃん、7ヶ月間まともに寝てないでしょ。今日はゆっくり休んでちょうだい。
 
またいつか、あちらの世界でわたちを見かけたら、声を掛けてね。
いままでたくさんの応援とコメントを本当にありがとう。
 
夏芽より