◆西岡参院議長が会期延長を批判 参院側で阻止することも一時研究
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 (産経 2011/6/21)

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110621/stt11062116580013-n1.htm

 西岡武夫参院議長は21日、産経新聞の取材に応じ、政府・民主党が今国会
の大幅延長を求めていることについて「菅直人首相の延命のための国会延長以
外の何物でもない。それに国会が手を貸すのか。今の状態で10月半ばまで延
長するなどもってのほかだ」と語り、首相を強く批判した。

 その上で、西岡氏は「首相は目先の大事な問題も処理しないまま、(延長後
に)脱原発を掲げて衆院を解散しかねない。だまされてはいけない」と与野党
議員に警鐘を鳴らした。

 西岡氏は参院側で会期の延長を阻止する研究も行ったが、「残念ながら、法
制的に止める手だてがない」と語った。国会法は会期延長の議決に関し、衆院
の優越を定めているからだ。

 一方、首相が再生エネルギー特別措置法案に意欲を見せていることに対して
も、「原発が動かなかったときの電力をどう埋め合わせるのか。数字や根拠を
示さず、バラ色のような言葉で国民を幻惑するのはおかしい」と批判した。