宮城県石巻市・・・・の巻！！！
皆さんただいま・・・・
先ほど帰宅し、ブログを書いてます。
２３日出発～２６日までのレポを書いておきます。
２３日
１８時半 平賀議員 金兵議員 と合流し出発
網走～苫小牧 by 車 の旅
途中、山道に鹿が沢山出現し事故が怖かった。
僕は足寄～苫小牧の運転を担当。
２４日
０時半 苫小牧 到着。
車を乗り場に置きタクシーで苫小牧市議と合流し居酒屋で時間つぶし。
若手の方で色々な話を聞けて良かった。
３時半 別れを告げ再びフェリー乗り場へ。
４時 乗船手続きを済ませ、１５分に乗船。
すぐさま眠りの態勢を取りネバーランドへ出発。
大部屋の貸し切り状態 でも雑魚寝。
５時にフェリーも青森へ向けて出発。
あんまりぐっすりは眠れず、甲板に行ったり海を見ていると。
イルカ発見・・・・・・チョット癒されました。
１４時 青森に到着。
夜のボランティア会議に参加する為すぐにレンタカーの手続きをして出発。
何とか１８時半過ぎに、ボランティア本部のある石巻市専修大学へ到着。
平賀議員が、現地スタッフと連絡を取り会議に出る事が出来た。
専修大学には、沢山のボランティアの方がテントを張っていました。
１９時 ボランティア会議。
その日に行われた行動等の報告が、各ボランティア団体の代表から行われていた。
医療班 や 炊き出し班 等 色々な科目に分けられ、各方面が協力し合っていた。
その詳細は後日レポートとして提出するので載せようと思う。
２０時 お手伝いするボランティア団体 Rera（レラ） の拠点へ。
内容は 移送。
移動が困難になった方、主に障害の方への移動補助。
簡単に食事をいただく。
明日の行動を打ち合わせ。
２２時過ぎ 就寝。
畳の上に雑魚寝。
２５日
５時過ぎ 起床
今日の活動の確認ミーティング。
朝食を取り、６時半にリーダーの方がミーティングへ。
皆、行動予定が決まっているので時間まで待機。
７時半に僕とペアの方が別の拠点から来た。
青山 郁彦さん（通称 いく さん） とても面白い経歴の方だった。
俳優で殺陣師で大道芸人で・・・・元忍者。。。。。青山郁彦ウェブサイト
折角だから少し早めに出て、色々見せてあげると連れて行ってもらいました。
行くところはマスク無いとキツイからと言われ。
前日は、山側から来たので大きな被害は無いんじゃないかと思ってました。
出発して１０分ほど車を走らせる。
石巻市の市役所前を通り、橋を渡るとドブの匂いがするんです。
ヘドロが乾き、異臭を放つのだそうです。
海側の地域を見せられて愕然としました・・・・・・・・
至る所に瓦礫の山。山。山。
そして、道の脇には廃車だらけ・・・・・
その地域は治安も悪く、先日刺殺体も見つかったとか・・・・・
廃車や廃屋に×のマークがある所は仏さんが見つかったものだと教えられた。
今はそういう車はだいぶ撤去されたけどね。。。と
ガソリンスタンドに家が突っ込んでいるのは衝撃的でした。
水産施設が集まっている港付近もまた、独特の異臭を放って居ました。
僕達の役目は、今報道されなくなった現実を伝える事。
行く事に意味は絶対にある。見て知るだけでも支援に繋がる。
そういう話を聞きました。
８時過ぎ、病院へ送る方の移送へ向かう。
その海側の地域でした。
途中の田んぼに沢山の車が流されてありました。
病院まで１Kmの距離だけど、足が悪くて１時間以上もかかる。
とても助かるんだと言って頂きました。
病院へ送り。すぐに次の方を迎えに。
その方は、少し離れた病院へ入院するとの事。
移動手段がバス等では乗り継ぎが大変で助かるとの事。
移動中、土葬の現場がありとても切ない気持ちになった。
海の近くに市立病院があり、津波で機能しなくなったそうだ。
その駐車場は、廃車で一杯だった・・・・・・
一帯は瓦礫を沢山積み上げたのが、数百メートル続いていた。
病院に付き、少し次の予定まで空いたので拠点へ。
その際に、いくさんが福島で慰問公演して聞いた話をしてくれた。
福島の人も、ホテルに宿泊拒否されたり、車を悪戯されたり。
福島以外の地域に、少し羽を伸ばすのでさえ安心できないんだとの事。
石巻の子供も、サラッと人の死が出てくる重い話をしてくるのだと。
拠点に戻り、次はピクニック。
車いすのお爺さんと奥さん。お友達の計４名と日和山公園のツツジを見に。
先方からの要望だし、こう言う事も立派なボランティア。
楽しんで、楽しませて来て下さいと代表の方に言われる。
迎えに行き、いざ公園へ・・・・・・・
日和山と言うだけあり、山の高台にあり街を一望できる。
一望できるのだ・・・・・・・・
海側の一角は、まるで戦争があったのかと思うぐらいの有様。
こればっかりは皆さん涙を貯めていた。
しかし、そこは皆さん４月に桜を見に来ているとの事で。
ツツジでしっかり笑顔。
一緒に写真を取りました。
ブログにも載せてもいいよと言ってもらいました。
この後、皆でお弁当・・・・
と言っても皆さんが作ってきてくれた物ですが。
楽しく食べて、そして笑わせる最終兵器いくさん。
現役大道芸人です。
南京玉すだれを披露し、喝采を受けてました。
１４時過ぎに皆さんを送りに・・・・・
途中で、緊急の無線が入る。
他の人が向かった現場が、依頼の内容に無いストレッチャーが必要な方だとの事。
丁度、本部前を通る所だったので僕がおりて補助に向かう事に。
救急車両（見た目は救急車）で出発。
森さんと言う札幌の介護福祉士の方と向かう。
出発前にストレッチャーの指導を受ける。
現場に付くと、相手は寝たきりのお婆さん。
足の痛みを凄く訴えるので病院に行くらしい・・・・・
ストレッチャーでお婆さんを運び、旦那さんを乗せ出発。
もの凄い痛がりようなので、本当に心配でした。
拠点に連絡し病院に一報を入れてもらいました。
病院に付き運び入れて外で待つ。
森さんと、僕らは救急ではなくあくまで移送。
こういうのは本来救急車を呼んでもらうべきなんだよねという話を聞く。
受けた話では、通院する様な内容だったのにと。
骨折してそうな痛がりようだからきっと入院かなと思っていると・・・・
すぐに旦那さんからもう運んでもらって良いですと言われる。
お家に送り、ベットまで運んでから森さんが旦那さんからお話を聞いていた。
拠点に戻る際に。
あのお婆さんは、痴ほう症になっているんだという話を聞きました。
旦那さんから聞いて、主治医からの処方箋から精神安定剤が処方されなくなり痛みを訴える様になったと。
かなり強い安定剤だったらしく、それを飲むともう生活に支障が出そうなので処方なしなのだと。
病院の結果も、何とも無かったとの事だった。
あのお婆さんも、本当は付きっきりの介護が出来る所に居るべきな方でやっぱり地震の影響の被災者なのだと解った。
また、これから温かくなりヘドロが乾いて色々な雑菌が飛散し疫病も心配になりそうだし、炊き出しのボランティアも食中毒に十分気を付けなくてはならないという話も伺いました。
拠点に戻ったらもう１７時近くだった。
僕達は、今日青森まで戻らなくてはならない。
皆で写真を取り、丁寧にお礼を言って別れた。
今、石巻市で移送のボランティアを行っている唯一の団体です。
人は出たり入ったりで、この日は入れ替わりが入ったばかりでかなり人が多いそうです。
レラ拠点の裏の空き地
ここには数日前まで、廃棄された家電品が山になっていたそうです。
拠点近くのお家
塀にある線まで浸水してました。僕の腰位の高さですから大体１メートルですね。
拠点も浸水したお家の空きやだった所を、復旧して借してもらっているそうです。
１７時から車で、街を少し回り日和山へ。
携帯からのなので見づらいかも知れないけれど、ポツラポツラと見えるのが形だけ残ったお家。
後は流された瓦礫の山です。
１９時 石巻市内で食事を済ませ青森へ。
僕は岩手県の紫波SAで運転を交代し青森までを担当しました。
着いたのは２４時半。
この日は、全員ビジネスホテルに泊りました。
色々な感情が交錯し、僕は３時まで寝れませんでした。
２６日
７時 ホテルで朝食を済ませ出発。
フェリーの手続きを済ませ出発を待つ。
８時４５分 苫小牧へ向けて出発。
２２時半 網走着