街を歩いていると、愕然とした光景が目に飛び込んできました。
前から歩いてくる外国人のTシャツです。
なんと言葉で表せばよいのでしょうか。

もっともポピュラーな言葉で表すならば、そう。

「ピッチピチ。」です。

いや、しかしそんな言葉で、あのTシャツが報われるだろうか。
「ピッチピチ」のワンランク上の言葉で表現するならば、「スパンスパン。」とでもいいましょうか。 それぐらい異常な、TシャツのSサイズ具合でした。あれは、Tシャツではない。もはや皮膚だ。黄色の蛍光色の皮膚だ。胸のプリントの「NO WAR」という文字もタトゥーだと思えば納得がいく。
純粋な心を持った僕は、
その『スパンスパン人』とすれ違うまでにいろいろな思いが頭をよぎりました。(こいつはもしかしたら、Tシャツ伸縮性の限界に挑戦中なのか?)
(やだすごい。メッセージ性の強いプリントが、さらに主張を強めている。)
(ジブリ魔女の宅急便の、ケンカになって力を入れて胸のボタンを弾き飛ばす奴の実写版か?)
もし、僕がもう少し正義感が強ければ、「Tシャツの気持ちを考えたことがあるのか?!」と叫んで胸ぐら、いや、胸皮膚を掴んでいたところでしょう。
下はスウェットだったのでおそらく近隣にいます。
また見つけ次第報告させていただきます。