チャンスでひっくり返せず、延長12回裏でサヨナラ負けした阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年9月27日の阪神タイガースは、広島のマツダスタジアムでの広島東洋カープとの試合でした。
きのうの時点で、阪神のCS出場が確定しましたね。

阪神は一応、今季の1位から3位まで可能性があります。

さっそくきょうのスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)前川 右京
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)大竹 耕太郎

6番レフトが前川で、キャッチャーは7番の坂本でした。


広島東洋カープ
1番(中)秋山 翔吾
2番(左)中村 奨成
3番(遊)矢野 雅哉
4番(三)小園 海斗
5番(一)坂倉 将吾
6番(二)菊池 涼介
7番(右)田村 俊介
8番(捕)會澤 翼
9番(投)大瀬良 大地

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は福本豊さん、濱中治さんです。


=== 試合結果 ===

2対3で阪神がサヨナラ負けしました。

勝利投手は島内颯太郎で、10勝6敗0セーブ。
敗戦投手は村上頌樹で、7勝10敗0セーブ。

ホームランは佐藤輝明の16号ソロ(7回)のみです。

観客数30,885人 試合時間4時間4分


=== 戦評 ===

延長12回裏、最後は村上頌樹が6番手の投手として投げていたんですが、自身の1塁ベースカバーが遅れたせいもあってか大山の悪送球を招いた後、代打・末包昇大に甘く入った球を前進守備のライトオーバーのタイムリー2塁打にされてましたね。

悔しい敗戦となりました。


こちら先発投手の
大竹耕太郎は、ランナーが出てない状況でもクイックを使ったり、スローボールをなげたりするなど、あらゆる手段を使って相手打者のタイミングを狂わせる緩急のピッチングですが、きょうは立ち上がりの初回裏に制球が良くなくて、2アウト2・3塁の状況作られた後、坂倉にライト前2点タイムリーヒットを打たれて、0対2と広島に先制されていました。

2~6回までは、大竹もまあまあ落ち着いて投げて無失点やったんですが、7回裏になって、先頭の菊池にセンター前ヒットを打たれた後、堂林にバントで送られ、會澤に慎重に投げて四球を与え、1アウト1/2塁となったところで、投手交代、2番手の桐敷拓馬がマウンドに上がります。
桐敷代打・磯村を見逃し三振、続く秋山をレフトフライに抑えて無失点でしたので、大竹は結局、6と1/3イニングを82球で投げ、6被安打の2与四球・無与死球、3奪三振での2失点。
試合は作りましたね。

で、8~10回は、岩崎優→石井大智→ハビー・ゲラと1イニングずつ投げまして、無失点で抑えました。
内容も石井が大盛に内野安打を1本打たれただけで、他は走者を出していません。
ここら辺はさすがですし、ファンとしても頭が下がります。

11回からは、6番手・
村上頌樹がマウンドに上がりましたね。
11回表は問題無く三者凡退に抑えていましたが、
12回表になって1アウトから、代打・野間の一二塁間のファーストへのゴロをファースト大山が捕ったのは良いのですが、村上の1塁ベースカバーがやや遅れたのもあってか、大山のトスが悪送球となって1アウト2塁のピンチになってしまいます。
こういう連携のミスは痛いですね。
続く末包がツーワンから外角高めカットボールを打った前進守備のライトオーバーのサヨナラタイムリー2塁打を放ち、ゲーム終了となった試合展開でした。
試合後、村上はベンチなどで少しの間、うなだれていましたね。
日刊スポーツによりますと、
村上頌樹「結局サヨナラ負けしたので自分のせいですし、自分のせいで負けた。失投ですね。頭越えてるので。ヒットは何があってもヒットなので。そこは変わりないので。しっかり低めに投げていればアウトになっていたと思うので。高めに浮いた分越えたんだと思います」と反省していたようです。
 

 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の大瀬良大地は、直球はそんなに走ってないと解説されましたが、カットボールなどのキレの良い変化球を制球良く低めに投げていて、なかなか打てません。
1回表は少し制球が悪く、2アウトから四球2つと
大山のレフトフェンス直撃のシングルヒットで、満塁のチャンスを作るんですが、前川がファーストゴロで終わり、得点できません。
2回表も、2アウトから
大竹の左中間の2塁打でチャンスになるんですが、続く近本がレフトフライ。

3~6回は走者を出すことができず、イライラしましたが、
7回表になって佐藤輝明が右中間スタンドまで運ぶソローホームランを放ち、1対2と1点差にしていました。
捉えたのはツーツーからの真ん中低めフォーク。
大瀬良はここで2番手投手の黒原拓未に交代となりました。

8回表は3番手のハーンがマウンドに上がっていましたが、1アウトから近本がレフト前ヒットで出塁しますと、中野がバントで送って、2アウト2塁にします。
ここで森下がツーツーから真ん中やや高め154キロ直球を打った三遊間をゴロで破るレフト前タイムリーヒットを放ち、2対2の同点としていました。

ほんまに森下は勝負強いですね。

阪神は9回表と11回表に、同じように佐藤輝が一二塁間を速いゴロで破るライト前ヒットを放つことによって、ノーアウト1塁とした後に、犠打エラーやヒットエンドランの掛かったショートゴロなどでチャンスを作るんですが、9回表は栗原良吏が、11回表は島内颯太郎がその後、踏ん張って得点できませんでした。
ここら辺は悔しかったですね。


さて、きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポニチからの引用です。

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 ――よく追いついた

 「いや、ひっくり返しとかなアカンわな。チャンスでな」

 ――要所で三振が

 「いつもそうやん、負けるときはそんなもんやん。ずっとやんか。1年間」

 ――村上が11回はよく抑えたが

 「よく抑えたって、そら抑えるために投げさせてるから。最初から、な。最初の登板から、みんなもう、村上はあれやな。エラーでやられたな。ほんまにな。まあ、ああいうミスしたら負けるいうことや」

 ――村上は普通には投げられていた

 「うん。投げとったよ、そら」

 ――エラーがなかったら

 「普通にそら3者凡退で終わってるよ。大事なところでエラー出るもんな、エラーがみんな得点につながるやろ。開幕の京セラからやんか、村上は、ずーっとエラーに泣いたよな」

 ――村上は悔し涙も

 「そら悔しいよ、お前そら、悔し涙って。負けたんやから、引き分けでもええわけやから、そんなん」

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こちらの試合が終わる前に、巨人がすでに勝っていましたから、阪神が負けて巨人のマジックが1になったことは
岡田監督も知っていたでしょう。
巨人の残り試合が3つで、阪神が4つ。
この状況でマジック1が出ると言うことは、ほぼ優勝の行方は決まったという感じです。

悔しい敗戦になりました。

 

 

 

 

 



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。