6回にジャクソンを捉えビッグイニングにした阪神は、8連勝! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年8月2日の阪神タイガースは、横浜スタジアムでの横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
きょうから試合前現在、7連勝中の阪神と、8連敗中のDeNAとの対決ということになります。
きょうから長期ロードにも出たことにもなった阪神は、果たして上手く戦えたでしょうか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)前川 右京
7番(遊)木浪 聖也
8番(捕)坂本 誠志郎
9番(投)村上 頌樹

6番レフトは前川ですね。
キャッチャーは8番の坂本誠志郎になっています。


横浜DeNAベイスターズ
1番(中)桑原 将志
2番(右)梶原 昂希
3番(二)牧 秀悟
4番(一)オースティン
5番(左)佐野 恵太
6番(三)京田 陽太
7番(捕)戸柱 恭孝
8番(遊)林 琢真
9番(投)ジャクソン

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は槙原寛己さんでした。


=== 試合の流れ ===

1回表
2アウトから、森下がワンボールから真ん中高め直球を打ったレフト前ヒットを放つんですが、佐藤輝がスリーワンから真ん中低め直球を打ったセンターフライ。

1回裏
先頭の桑原がセンター前ヒットで出ますと、続く梶原の打席で桑原が牽制アウトの判定。
DeNA側がリクエストしてビデオ検証しても判定は変わらず。
梶原がファーストゴロで、村上が1塁ベースカバーでアウト。
牧は深めライン際のファーストフライ。

2回表
先頭の大山がフルカウントまで粘った四球で出塁しますが、前川の打席でワンバウンドの暴投があって、ノーアウト2塁。
前川は内角低め直球を見逃し三振。
木浪が大きいライトフライで、大山がタッチアップして2アウト3塁。
坂本誠志郎がセカンドゴロで、この回は得点できません。

2回裏
先頭のオースティンがフルカウントから四球を選ぶと、佐野がバウンド高めのセカンドゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
京田もフルカウントから直球が低く外れて四球で、1アウト1・2塁となったあと、戸柱が右上腕のユニフォームをかすったか、死球で1アウト満塁。
林がワンツーから真ん中やや低めフォークを打ったセンターへの大きな犠牲フライで、0対1とDeNAに先制されて、なおも2アウト1・3塁。
ジャクソンはツーツーから外角高め149キロ直球を空振り三振。

3回裏
1アウトから、梶原が左寄りのセンター前ヒットで出塁しますが、牧がワンワンからやや外の高めのカーブを打った三塁線のサードゴロダブルプレーでした。

4回表
1アウトから、佐藤輝が一二塁間を速いゴロで破るライト前ヒットで出ましたが、大山が四球で、1アウト1・2塁。
前川が大きなセンターフライでしたが、大山が飛び出していて1塁送球アウトでダブルプレーという判定?(アウトになった前川が1塁送球を邪魔したという判定かと思いましたが、公式発表によりますと、大山が2塁を踏んでオーバーしていたのに、戻るときに2塁を踏まなかったということらしいです。)

4回裏
1アウトから、佐野がセンター前ヒットで出ますと、京田は左中間のセンターフライ。
戸柱が大きなライトフライ。

6回表
先頭の近本が右上腕のユニフォームにかすって死球のあと、中野がバントして送って、1アウト2塁。
森下がワンツーから内角高め直球を打ったショートの向こうに落ちたセンター前タイムリーヒットで、1対1の同点にします。
佐藤輝がフルカウントまで外角高めチェンジアップを打った粘ってランエンドヒットの掛かったライトフェンス直撃のシングルヒットで、1アウト1・3塁。
大山がフルカウントになってやや内のチェンジアップを打ったセンター前タイムリーヒットで、2対1としてなおも1アウト1・2塁。
ここで、DeNAのピッチャーは2番手の京山将弥に交代。
前川がフルカウントまで粘ってセカンドフライ。(インフィールドフライが宣告。)
木浪がストレートの四球で、2アウト満塁になったあと、坂本が初球の真ん中高め直球を打ったレフト前2点タイムリーヒットで、4対1としてなおも2アウト1・2塁。
村上がフルカウントになってファーストゴロ。

7回表
DeNAのピッチャーは3番手の坂本裕哉に交代。
2アウトから、森下が粘った四球で出ますが、佐藤輝が空振り三振でチェンジでした。

8回裏
レフトには島田が入りました。
先頭の林がライト前ヒットで出ましたが、代打・度会が強い三遊間のショートゴロで、2塁送球フォースアウトのみ。
代打・山本が初球の真ん中やや低めカットボールを打ったレフトフェンス直撃の2塁打を放ち、1アウト2・3塁のあと、代打・宮﨑がツーツーからの内角直球を打ったセンター前ポテンヒットで、4対2にされてなおも1アウト1・3塁。(1塁走者は代走・知野)
ここで阪神はピッチャー交代、2番手の石井大智に交代しました。
牧がサードゴロで、3塁走者が動けないので2塁送球フォースアウトのみで、2アウト1・3塁。
オースティンの打席でワンバウンドの暴投があって、2アウト2・3塁。
オースティンはスリーボールになったところで申告敬遠。
ここで阪神はまたピッチャー交代、3番手の桐敷拓馬になりました。
佐野がツーツーから真ん中低めフォークを打ったセカンドゴロで1塁送球アウト。

9回裏
阪神のピッチャーは4番手の岩崎優に交代。
京田がワンツーから真ん中スライダーを打った浅い左寄りのレフトフライ。
蝦名がワンツーから内角低め直球を打ったショート正面のゴロ。
林が初球の真ん中低めチェンジアップを打ったセカンドゴロ。
三者凡退で抑えました。



4対2で阪神が逆転勝ちでしたね。

勝利投手は村上頌樹で、5勝7敗0セーブ。
敗戦投手はジャクソンで、4勝7敗0セーブ。
セーブは岩崎優について、3勝3敗16セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数33,388人 試合時間3時間25分


=== 戦評 ===

きょうも勝った阪神が、これで引き分けを挟まない8連勝としまして、負けたDeNAのほうは引き分けを挟まない9連敗となる試合でしたね。
打つほうでは、佐藤輝が11試合連続安打として、森下翔太が8試合連続打点とし、きょうもクリーンアップが打っている感じの阪神打線。
やはり打線は以前とは違うなあと言う感想を持った試合でした。



こちら先発投手の
村上頌樹は、キレはあると思いましたが、彼にしてはだいぶ制球が悪かったでしょう。
2回裏はヒットを打たれずして、四死球が3つと犠牲フライで1失点。
それでも、中盤あたりから次第に制球が良くなりまして、なかなか打たれなくなっていました。
ただ、8回裏になってからDeNA打線に捕まってしまって、途中交代。
後続のピッチャーにあとを託します。


8回裏は、宮﨑敏郎にタイムリーヒットを打たれて、4対2となってなおも1アウト1・3塁の場面で、まず2番手の石井大智に交代でした。
石井牧秀悟をサードゴロに打ち取りますが、オースティンには慎重に投げたのか四球を与え、2アウト満塁になります。
次は佐野恵太というところで、阪神は冷静にピッチャーを3番手の桐敷拓馬にスイッチ。
桐敷は佐野をセカンドゴロに抑えまして、4対2のまま9回へ向かいました。
「スペードのエースは今夏も健在」とスポニチが評していました!

 

 

 

 

 

 

 


むこう先発投手のジャクソンは、力強い直球を投げていました。
最速では154キロくらいは出てまして、チェンジアップやカットボールも次第に良くなったような感じでした。

3回表は先頭はピッチャーの村上でしたが、近本、中野と三者三振に取っていたりしました。
ただ、奪三振が多かったりする分、球数は多くて、100球に近い辺りで捉えて、打ち込むことができましたね。
6回表に彼からは連打で2得点して逆転してました。

ジャクソンはノックアウトでしたが、ピッチャーが2番手の京山将弥に代わってからも、坂本誠志郎のレフト前2点タイムリーヒットで2得点しましたんで、4対1としていました。
きょうもビッグイニングを作っていた阪神でしたね。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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-桐敷がよく抑えた。

「よくって。普通やろ、だって、別にお前」

-昨日ああいう形だったから使えた。

「球数も少なくいけたしな。まあ、そら、村上があそこ7、8回投げきってくれたら、それで済んだけどな」

-昨日とは違う勝ち方。

「いや、もう、きょうは5回まではあれやな。巨人戦の疲れやな。全然バットがなんかこう違うよな。雰囲気がな」

-振れてなかった?

「うん」

-それでもジャクソンを攻略した。

「なんか合わんな。前川もな。10タコなんよ。なんか合わへんな。ジャクソンに」

-それでもワンチャンスで攻略した。

「いやいや、もう3打席目やったからな、結局な、おーん」

-近本の死球から。

「ナイスデッドボールやん。全然合うてなかったからな」

-中軸が当たっているから中野にも迷わずバント。

「まずはやっぱり同点にしといたらなというのがあるからな、後ろのピッチャー考えたらのう」

-大山は走塁ミスを取り返した。

「そんなんお前、恥ずかしいであんなんで抗議したら。ルール知らんのか言うたんや。踏みかえんと全部アウトやん、なあ。笑われるで、あんなんで抗議しとったら。ちょうど見とったから、やられたなあと。なんか牧がすぐ言うたから、こらあかんわと。ルールやからの。ルールブックやから」

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5回までは、打線に巨人戦の疲れもあったんやろと、素直に認めていた岡田監督でした。
6回表に3巡目になってジャクソンを捉えだしましたからね。
それまではジャクソンにあまり合ってなかった打線も、6回に捕まえるところが並みではなかったきょうの阪神打線でしたでしょう。
西宮から横浜まで、移動日無しの移動もあったわけで、よく頑張ったと言えると思いますよ。
 

 

 

 

 



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。