本塁打2本と大暴れしたサトテルのおかげで、勝った阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年7月3日の阪神タイガースは、広島はマツダスタジアムでの広島東洋カープとの試合でした。
まだ7月なのにもう暑い日が続きますね。
野球選手も暑いでしょう。

そういう屋外で仕事をする職業ですから、仕方が無いのですけど。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(左)前川 右京
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(右)島田 海吏
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)大竹 耕太郎

3番にレフトの前川が入って、5番はサードの佐藤輝、6番にはライト島田が入ります。
キャッチャーは7番の坂本でした。


広島東洋カープ
1番(中)秋山 翔吾
2番(右)野間 峻祥
3番(左)上本 崇司
4番(三)小園 海斗
5番(捕)石原 貴規
6番(二)菊池 涼介
7番(遊)矢野 雅哉
8番(一)中村 健人
9番(投)九里 亜蓮

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は安仁屋宗八さんでした。
きょうもかなり蒸し暑そうでした。


=== 試合結果 ===

きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。

2対1で阪神が逃げ切り勝ちしました。

勝利投手は大竹耕太郎で、5勝4敗0セーブ。
敗戦投手は九里亜蓮で、4勝5敗0セーブ。
セーブは岩崎優について、3勝3敗11セーブになりました。

ホームランは佐藤輝明の4号ソロ(2回)、5号ソロ(6回)でした。

観客数27,49人 試合時間2時間52分


=== 戦評 ===

きょうも勝って首位・広島に2連勝した阪神でした!
こう言っては何ですが、広島ファンからしたら、この阪神に対する広島の2連敗は、すごい番狂わせなんでしょうね。
首位のチームが最近は弱ってきていて、最下位のチームに連敗した阪神に連敗なわけですから。

おそらくは阪神に引導を渡すくらいのつもりで、このカードに入っていたような気がするんですが。

なお、岡田彰布監督は、これで阪神の監督として通算514勝しましたので、藤本定義さんと並んで、球団歴代の最多タイの勝利数となりました。
おめでとうございます!


阪神ファンからしたら、この2日間はなかなか粘り強かったですね。
もうちょっと沢山、早めに点を取って欲しいですがね。


こちら先発投手の大竹耕太郎は、70キロ台の超スローボールも含めた多彩な変化球とキレのある直球を投げる頭脳的な投球をするピッチャーですが、広島に対しては無類の強さがあるようでして、「鯉キラー」とも称されています。
この広島側の大竹に対する苦手意識にも助けられていたのか、5回の2アウトまでパーフェクトに抑えていました。

5回裏は2アウトから菊池がサードゴロエラーで出塁したあと、矢野が一塁線破るタイムリー3塁打で、1対1の同点にされました。

7回裏は2アウトから石原が三遊間破るレフト前ヒットを放ちましたが、菊池の打席で石原が投手からの1塁牽制でタッチアウトでした。

結局、
大竹はここまでで、7イニングを97球で投げ、たった2被安打の無与四死球、1奪三振のみの1失点。
良い投球でした。

8回裏は2番手投手のハビー・ゲラが投げたんですが、2アウトから代打・坂倉にライト前ヒットを打たれて、3番手投手の桐敷拓馬に交代。
代打・松山がワンツーから外角ワンバウンドのスライダーで空振り三振。
ここも失点ありません。

9回裏は、阪神のピッチャーは4番手の
岩崎優に交代でした。
秋山がセンターフライ、野間がレフトフライ、上本がショートゴロで、三者凡退で試合終了でした。

なお、勝利投手にもなれた大竹でしたが、スポーツ報知によりますと、これで、対広島戦は通算で10試合登板して8勝0敗となったそうです。
防御率は0.54になる
とのことで、最速は143キロの直球しかないんですが、最遅はは72キロの超スローボールということで、70キロくらい球速の幅があることになりますね。
ほんまの鯉キラーぶりを発揮できました。
本人も「普段以上に(力を)抜いて投げました。今日は低めの自分のキャラ設定で。三振を取らず、むしろ打たせるくらいに」と勝因を明かしたていたそうです。
 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の九里亜蓮は、キレ良く制球良く投げるタイプなんでしょうが、以前よりは変化球が多くなっていると解説されていました。

2回表の1アウトから、佐藤輝がワンストライクからの内角やや高め141キロ直球を捉えたライトスタンドに入るソロホームランを放って、1対0と阪神が先制しました。

5回表は、1アウトから小幡が右中間破る2塁打を打ったんですが、大竹がバントはせずにバスターのあとヒッティングでフルカウントまで粘って見逃し三振。
近本がスリーボールからフルカウントになって内角直球を打ったバウンド高いピッチャーへのゴロで1塁に投げられない内野安打で、2アウト1・3塁。
中野が三遊間のショートライナーで矢野がダイビングキャッチ。
ファインプレーに得点を阻まれた感じでした。


6回表は、先頭の前川がワンツーからやや外の低いチェンジアップを打ったライト前ヒットで出塁しますと、大山がショートゴロダブルプレーでした。
が、
そのゲッツーの直後に、佐藤輝がツーワンから外角低めチェンジアップを捉えたレフトスタンドにギリギリ入るソロホームランで2対1と阪神が勝ち越します。
結局、九里はこの6回まででして、6回裏には九里の打席で代打・堂林が送られました。

7回表は、広島は2番手投手の
ハーンが投げていましたが、坂本が三遊間をゴロで破るレフト前ヒットのあと、小幡のバントがキャッチャーファウルフライ。
大竹もバントを試みるんですが、サードが捕って2塁送球もショートの矢野が送球をはじいたエラーで、1アウト1・2塁。
近本がフルカウントから真ん中の153キロ直球を打った左中間のレフトフライ。
中野もツーツーから内角スライダーを空振り三振。

8回表は、広島のピッチャーは3番手の
黒原拓未になりましたが、前川がフルカウントまで粘って四球を選ぶと、代走は植田
続く
大山が三遊間のサードゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
佐藤輝がフルカウントまで粘って内角低めスプリットで空振り三振。
代打・野口がワンツーから外角直球を空振り三振。

9回表は、広島のピッチャーは4番手の
森浦大輔に交代していましたが、坂本が四球で出ますと、小幡がピッチャー前にバントをすると、ピッチャーが2塁送球フォースアウトのみ。
森下翔太がショートゴロダブルプレーで、得点できません。

結局、阪神は何度もランナーを出し、チャンスも作るんですが、得点できたのは佐藤輝明のソロホームラン2本によるもののみでした。
スポーツ報知によりますと、佐藤輝の1本目のホームランは、今季の4月21日の中日戦以来の本塁打ということで、このところ2ヵ月以上も、彼はホームランを打ってなかったわけなんですが、きょうはどうしたんでしょう?
嬉しい2本のホームランになりました。

特に、2本目のホームランは、佐藤輝本人がエラーしたのがきっかけで失点した直後でしたので、それを取り返すような一打になりましたか。
しかし、自己最大の122打席ノーアーチやったことになるんやそうで、ほんまにやっと出たホームランということになります。
 

 

 

 

 

 



さて、きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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 -佐藤輝が久しぶりに。

 「久しぶりやろ」

 -神宮で、本塁打が出ると話していた。

 「まあな。その2点やからな」

 -相手バッテリーも佐藤輝を嫌がっていた。

 「まあ、最初のな、1打席目やったからな。2打席目か。フォアボールも選んどったし。2打席目も」

 -守備もミスもあったが。

 「いや、いつもワンバン放れいうてんのに」

 -大竹は持ち味を。

 「そうやなあ。まあ、まだちょっと余力残したけどな。きょうはな。まあ、2イニングやったらな。何とか継投いけるしな」

 -相変わらず広島との相性もいい。

 「いやまあ、あの緩い球を放れるいうことは、自信持っとるんやろな。タイミング外すというかな、緩急を。言うても相手が嫌がってるもんな」

 -スコアは2-1だが、勝ち方は?

 「いや、ファインプレーもあったけどな、どこかで1本出てたら楽やったけどな。まだまだそんな楽には勝てんわ。でもこないしてしのいでいったら、もうちょい楽な勝ち方ができるようになるんちゃうかな」

 -潮目は変わった感じはするか。

 「それはヒットも出るようになったし、チャンスをつくれているからな、そこで回ってきた者がな、そこで1本タイムリーでも出たらな、だいぶ楽になるよな、やっぱこういう勝ちな、逃げ切るというかな」

 -514勝。

 「そんなん関係ないないやん、関係ないってもう(笑)」

 -一つずつ積み重ね

 「うん、それをなあ、おーん、だから7月入って、オールスターまでの区切りやな、そこでどんだけな、貯金積み重ねられるかやろなあ、やっぱり」

 -明日の試合が持つ意味は大きい。

 「いやいや大きいけど、村上も分かっとるよ、そんなもん。昨日もな、ブルペン見たけど、だいぶ調子もな、いい時に戻っとるよ」

 -ここ数日イニングにこだわらない継投。オールスターまでの貯金を。

 「そうやなぁ。まずオールスターまでやからなぁ、おーん。まぁだから連投になるけどな、なるべく球数少なく、あんまり負担かからんような球数でな、おーん。オールスターまでちょうどひと区切りやから、そこはひと踏ん張りやな。もうちょっと点取ったらもうちょっと楽にいけるんやけどな、こういうゲーム展開やからしゃーないけど」

 -ウイニングボールは。

 「そんなん誰も覚えてないやろ。いらんよ」

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ちなみに、
ウイニングボールは大竹が持っていたそうで、大竹のほうでも僕が持っていて良いんですかね?と話してしたそうですが。
まあ、岡田さんが要らないとい言うなら、大竹が大事に保管しといたら良いのでしょう。

しかし、
広島の打者はあの遅い球を投げられると、なんとなくイラついたりしてしまうんですかね。
どこか最後まで冷静に打席に立っていなくて、タイミングがあまり合ってないフライアウトが多かった気がしました。


しかし、これで首位の広島とはたった2ゲーム差になったようです。
きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。