今季最初の阪神の交流戦は、かなりやられました。 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年5月29日の阪神タイガースは、甲子園球場での北海道日本ハムファイターズとの交流戦でした。
きのうは雨天中止でしたので、交流戦の開幕が阪神と日本ハムだけ、きょうになったということになります。

どんな試合になったでしょう?
新庄剛志監督は岡田監督と果たしてハイタッチできたのか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)渡邉 諒
6番(左)前川 右京
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)大竹 耕太郎

5番が渡邉諒で、6番はレフトの前川ですね。
キャッチャーは7番の坂本になっています。


北海道日本ハムファイターズ
1番(左)水谷 瞬
2番(右)万波 中正
3番(三)郡司 裕也
4番(一)マルティネス
5番(中)松本 剛
6番(捕)田宮 裕涼
7番(二)石井 一成
8番(遊)水野 達稀
9番(投)伊藤 大海

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は糸井嘉男さん、田中賢介さんでした。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の水谷がワンツーから外角ボール気味低めチェンジアップを深いセカンドフライ。
万波がワンツーから内角高め142キロ直球を打ち上げた深いショートフライ。
郡司はワンワンから真ん中低めスライダーを打った左中間の大きいレフトフライ。

1回裏
近本がワンツーからやや外のスプリットを打った大きなライン際のレフトフライ。
中野がフルカウントになって内角低めにカットボールが外れ四球。
森下の打席で中野が盗塁死。
森下はスリーワンからの四球で四球。
大山がワンストライクから外角145キロ直球を打った左寄りの大きめセンターフライ。

2回表
マルティネスがワンツーから内角直球を打った強めサードゴロ。
松本剛が初球の内角スライダーを打った右中間のライト前ヒット。
田宮がワンワンから真ん中高めツーシームを打った大きなレフトライン際の前川がスライディングして捕れそうで捕れなかった、3塁送球もそれた2塁打。
1アウト2・3塁で、石井一成がツーツーから外角カットボールを打った二遊間のショートゴロですがホーム送球も後逸し、走者にも当たってそらにそれた野選と悪送球の2失点。
0対2となってなおも1アウト2塁。
水野がワンワンからやや内の137キロ直球を打ったライン寄りのレフトフライ。
伊藤大海が外角高いカットボールを空振り三振。(三球三振)

2回裏
渡邉諒が初球の真ん中直球を打った左中間のレフトフライ。
前川がワンストライクから外角低めツーシームを打ったファーストゴロ。
坂本がワンストライクから外角低めスライダーを打ったライン際のサードフェアフライ。

3回表
水谷が初球の内角高めツーシームを打った左寄りのレフト前ヒット。
万波がツーストライクから内角高めカットボールを打ったサードゴロダブルプレー。
郡司がツーツーからやや内のやや高めカットボールを空振り三振。

3回裏
木浪がフルカウントまで粘って真ん中のスプリットを打ったセンター前ヒットのあと、大竹がワンボールからのバウンド高いキャッチャーゴロになった送りバントが成功して、1アウト2塁。
近本が初球の外角低めカットボールを打ったセンター前ヒットで、1アウト1・3塁とすると、中野がストレートの四球で、1アウト満塁になります。
森下がツーツーから内角低めツーシームを見逃し三振。
大山がツーツーから内角スライダーを打った浅いレフトフライ。

4回表
マルティネスがツーツーから外角チェンジアップを打った右中間のライト前ポテンヒット。
松本剛の打席でツーツーから捕手から1塁牽制タッチアウト。
松本剛が直後のフルカウントで内角低め135キロ直球を打った浅いセンターフライ。
田宮がワンツーから外角低めカットボールを打った三遊間のショートへのゴロで、1塁送球もセーフの内野安打になります。
石井一成が初球の内角低めツーシームを打った強いサードゴロで、1塁送球アウト。

4回裏
渡邉諒が初球の内角高め145キロ直球を打ったバットの折れた詰まった二遊間のショートゴロ。
前川がワンワンから外角低めスプリットを打った右中間のライト前ヒット。
坂本がワンツーから外角低めスライダーを打った三遊間のゆるめショートゴロで、ダブルプレー崩れ。
木浪がワンワンから真ん中低めカーブを打った一二塁間破るライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
大竹がやや外のツーシームを打った左中間のレフト前タイムリーヒットで、1対2としてなおも2アウト1・3塁。
近本がフルカウントまで粘って真ん中ワンバウンドのスライダーを空振り三振。

5回表
水野がワンボールからの外角ツーシームを打ったセカンドゴロ。
伊藤大海が一塁側のバウンド高めピッチャーゴロで、自分で1塁を踏んでアウト。
水谷がワンボールから外角ツーシームを打った左中間の浅いところに落ちたレフト前ヒット。
万波が初球の真ん中低めチェンジアップを捉えたレフトスタンドにギリギリ入った2ランホームランで、1対4とされます。
郡司が初球の真ん中低めカットボールを打ったセンターフライ。

5回裏
中野がスリーボールからフルカウントになって低く直球が外れ四球で出ると、森下がワンツーからやや外の低めスライダーを打った浅いレフト方向のフライでショートが通り過ぎて落ちてヒットで、ノーアウト1・2塁。
大山がワンツーから外角低めを打ったファーストゴロでしたが、ファーストのマルティネスがこぼしたエラーで、拾って1塁送球もセーフのノーアウト満塁。
渡邉がツーツーからのやや外のスライダーを打った左中間の大きいセンターへの犠牲フライで、2対4としてなおも1アウト1・2塁。
前川がフルカウントまで粘って外角低めスプリットを打ったバウンド高いファーストゴロで、伊藤大海が1塁ベースカバーアウトの2アウト2・3塁。
坂本がワンワンから内角ツーシームを打ったサードゴロでした。

6回表
マルティネスがフルカウントまで粘ってセンターまでゴロ出抜けるヒット。
松本剛がワンツーからやや外の低いツーシームを打ったピッチャーゴロダブルプレー。
田宮がワンボールから外角低い141キロ直球を打ったセカンドゴロ。

6回裏
日本ハムのピッチャーは2番手の杉浦稔大に交代。
木浪が初球、セフティバントの構えを見せるも見逃してストライク。
その後はヒッティングでワンツーからバックネット前のキャッチャーファウルフライ。
代打ミエセスがワンストライクから外角カットボールを打った三遊間のサードゴロで、サード郡司がスラディングキャッチして1塁送球アウト。
近本がワンツーからのやや外の低めフォークを打った左寄りのファーストゴロ。

7回表
阪神のピッチャーは2番手の島本浩也に交代。
石井一成が初球の外角直球を打った二遊間のセカンドゴロで、良く追いついて跳ねた球を捕って1塁送球アウトのナイスプレー。
水野がスリーワンからの四球。
野村がワンボールから外角143キロ直球を打ったランエンドヒットの掛かったレフト前ヒットで、1アウト1・3塁。
1塁走者に代走・五十幡。
水谷の打席でワンボールのカウントで五十幡が盗塁。
水谷がワンワンから内角144キロ直球を打ったセンター前2点タイムリーヒットで、2対6にされ、なおも1アウト1塁とされます。
阪神のピッチャーはここで3番手の岡留英貴に交代。
万波が初球の内角ツーシームを打った二遊間のショートゴロで、木浪が2塁にグラブトスしてフォースアウト、1塁転送はセーフ。
郡司がワンストライクから内角低め直球を打った一二塁間破るライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
マルティネスがツーワンから内角147キロ直球を打ったレフトフライ。

7回裏
日本ハムのピッチャーは3番手のマーフィーになりました。
ファーストは中島卓也、セカンドは上川畑、レフトが五十幡に交代。
中野はワンワンから外角低めツーシームを打ったピッチャーゴロ。
森下がツーツーからやや外の高め155キロ直球を打った三塁線のバウンド高めサードゴロ。
大山がツーストライクから真ん中パワーカーブを打った左寄りのレフト前ヒット。
渡邉諒がワンストライクから内角低め直球を打った右寄りのセンター前ヒット。
前川がツーストライクから内角パワーカーブを打ったバウンド高いピッチャーゴロで1塁送球アウト。

8回表
松本剛がツーワンから外角146キロ直球を打ったライトファウルフライ。
田宮がワンワンから内角カットボールを打ったライト線破る2塁打。
上川畑がワンボールから外角低めツーシームを打ったピッチャーゴロで、田宮は動けず、2アウト2塁になります。
水野が初球の外角低めツーシームを打ったレフトポール根本近くのフェンス直撃のタイムリー2塁打で、2対7とされます。
五十幡がワンボールからやや外の低めツーシームを打ったセンター前タイムリーヒットで、2対8になります。
代打スティーブンソンがツーストライクから外角低いツーシームを空振り三振。

8回裏
日本ハムのピッチャーは4番手の鈴木健矢に交代。
坂本がワンワンから外角低めスライダーを打った三遊間破るレフト前ヒット。
木浪がストレートの四球で、ノーアウト1・2塁。
代打・島田が初球の外角スライダーを打った4・6・3のセカンドゴロダブルプレーで、2アウト3塁。
近本がツーストライクから外角低いシンカーを打ったファーストゴロ。

9回表
阪神のピッチャーは4番手の浜地真澄に交代。
万波がツーボールからやや外の低め直球を打ったセンター前ヒット。
郡司がツーストライクから内角低めカーブを打ったファーストファウルフライ。
中島卓也がワンツーからやや外の高いカーブを空振り三振。
松本剛が粘ったワンツーから8球目の外角148キロ直球を打ったファーストへのハーフバウンドのゴロですが、大山がはじいたエラー。
2アウト1・2塁で、田宮が初球の内角高め147キロ直球を打った左寄りのショートゴロで、1塁送球アウト。

9回裏
日本ハムのピッチャーは5番手の畔柳亨丞に交代。
中野がフルカウントになって外角高く直球外れ四球。
森下がワンツーからやや内の低いフォークを空振り三振。
大山がワンワンから内角カーブを打った浅めライトフライ。
渡邉諒がワンストライクから真ん中高い直球を打った浅いライトフライ。



2対8で阪神が大差負けでしたね。

勝利投手は伊藤大海で、4勝0敗0セーブ。
敗戦投手は大竹耕太郎で、4勝3敗0セーブ。

ホームランは万波中正の6号2ラン(5回)のみでした。

観客数42,608人 試合時間3時間16分

=== 戦評 ===

試合前の監督によるメンバー表交換で、新庄剛志監督はハイタッチをするのがいつものことなんですが、岡田彰布監督はそれをせんぞと宣言していたんですね。
それでも、結局、新庄監督はハイタッチこそきょうはしなかったんですが、阪神の縦縞のユニフォームを着て出て来まして、岡田監督とは普通の握手をしたんですが、球場は沸いていたようですね。 

試合の方は、
きょうはミスやエラーで2失点のあと、2ランホームランも打たれ、かなり6回までに日本ハムペースになっていました。
3点以上取られると、やはり今の阪神はかなりヤバいですからね。

反撃する機会はいっぱいあったんですが、例によって打線がそんなに打てず、2点しか取れずにいて、7回以降は島本浩也が打たれ出してからは、もう若手リリーフ投手が流れを止められず、大量得点差になってしまったゲームとなりました。


こちら先発投手の
大竹耕太郎は、いつもように頭脳的に投げていたと思うんですが、2回表に守備の乱れが2つもあっての2失点がありました。
5回表はゆるい球を万波中正にレフトスタンドに運ばれてしまって、2失点。

これは少しコースが甘く行きましたか。
被安打も多かったですし、大竹にしては少し制球が甘く行くケースは多かった日ではあったでしょうか。
6イニングを81球で投げ、8被安打の無与四死球、2奪三振での4失点。

2番手で投げた
島本浩也1アウト取ったあと、四球を与えて、その後は球が走っていなかったか打ち込まれましたね。
2失点しまして、せっかく2軍から上がって来たんですが、これではマズいでしょう。


3番手で投げた岡留英貴7回表は島本が打たれたあと抑えたんですが、8回表には2失点しましたね。
左打者をどう抑えるかがまだまだ課題と解説されましたね。

 

 

 

 

 



むこう先発投手の伊藤大海は、球種の多い投手ですが、少し制球にまとまりが無かったですかね。
ただ要所では、上手く投げていたのでしょうか。
まず、3回裏に1アウト満塁のチャンスがありましたが、3番・4番が打てずにモノになりません。
それでも、4回裏に大竹耕太郎にタイムリーヒットが出ることで、1点取れます。
5回裏もノーアウト満塁からの渡邉諒の左中間の大きいセンターへの犠牲フライで、1得点。

得点はその4回と5回の1点ずつだけでしたね。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
日刊スポーツからの引用です。

=======

 「(自ら)何もないで。ん?」

 -チャンスをつくるところまでは

 「いやいや、チャンスつくっても、返さなアカンやん。5回までにな、リードしとかなアカンわな」

 -3回の満塁の場面は1点かえせたら

 「1点とかじゃ…。返したらええやんか。それだけのことやんか」

 -畳みかけられない。苦しい状況

 「苦しいとか、そんなん毎試合いうとってもしゃあないやんか。繰り返しやねんから。タッチアップもせえへんしのお。ええ? 5回までに逆転なるやろ、追い越せとるよ、普通にやったら、それだけやん。だからあんな展開になってしまうんや」

 -真っすぐへの対応

 「何にもできてないやんか」

 -辛抱強く待つしかない

 「いや、待たんよ、そんなお前、毎日試合あんのに」

 -大竹は粘ったが

 「ああ、万波のとこやな。ローボールヒッターというか、すくい上げるような打ち方するのに。ベンチでいったら、そっこうやったわ。あんなな。配球というか」

=======

少し説明しますと、
「タッチアップしなかった」とは、5回裏の渡邉諒の大きな犠牲フライのときに、森下翔太が2塁走者やったんですが、しなかったことを指すのやと思います。

解説者があれはすべきやったし、できたと言っていましたし。

打線に関して、「辛抱強く待つしかないですか?」と問われ、岡田監督は「いや、待たんよ」と答えた岡田監督。
あしたは、また違う打線を組むんでしょうか?

森下のあたりも、あしたはどうなるんでしょう?

大竹・坂本バッテリーに対しても、万波は低い球が得意なんやからという点を指摘していましたね。
そこは反省しないとダメなんでしょう。



かなり残念な気持ちで、きょうのところはこのへんで。

いつも読んでくださってありがとうございます。