まさかの4失策で、連勝の止まった阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年4月26日の阪神タイガースは、甲子園球場での東京ヤクルトスワローズとの試合でした。
あしたからゴールデンウィークということで、お天気が気になりますが、今のところ28日月曜と29日火曜が悪いくらいで、後はそんなに悪くないような感じのようです。
まあ、予報は変わったりしますので、わかりませんけど。

さて、さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)ノイジー
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)青柳 晃洋

きょうも5番はレフトのノイジーで、6番サードが佐藤輝明となっています。
キャッチャーは7番の坂本誠志郎。


東京ヤクルトスワローズ
1番(中)西川 遥輝
2番(右)丸山 和郁
3番(一)オスナ
4番(三)村上 宗隆
5番(左)サンタナ
6番(遊)長岡 秀樹
7番(捕)中村 悠平
8番(二)武岡 龍世
9番(投)小川 泰弘

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は赤星憲広さん、能見篤史さん、小早川毅彦さんでした。
もうゴールデンウィークというか、こども祭りということで、球場のスコアボードの選手名は平仮名表記です。
この3連戦のチケットは完売なんやそうです。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の西川遥輝がワンツーから外角低めシンカーを打ったファーストゴロ。
丸山和郁がツーツーから外角ツーシームを打ったバウンド高い二遊間のショートゴロで、間一髪アウト。
オスナがワンツーから外角低めスライダーを打ったサードゴロ。

1回裏
近本がツーストライクから内角高め直球を打ったセカンドゴロ。
中野がツーツーから外角高めフォークを打ったゆるめサードゴロ。
森下がワンストライクから外角低めカーブを打った右中間のセンターフライ。

2回表
村上宗隆がフルカウントまで粘って真ん中低いスライダーで空振り三振。
サンタナがワンワンから真ん中低めスライダーを打ったレフト前ヒット。
長岡がツーボールから外角低めツーシームを打ったレフト前ヒットで、1アウト1・2塁。
中村が初球の外角低めツーシームを打ったライト線に落ちて破ったタイムリー2塁打で、0対1とヤクルトに先制されます。
武岡が初球のやや外のやや低めツーシームを打った左中間のレフトへの犠牲フライで、0対2と離されます。
小川がツーツーから外角低め142キロ直球を見逃し三振。

2回裏
大山が初球の外角高め直球を打った浅い右中間のライトフライ。
ノイジーがワンストライクから内角低め142キロ直球を打った二遊間のセカンドゴロ。
佐藤輝がワンストライクから外角フォークを打ったレフトフライ。

3回表
西川遥輝がワンストライクから外角低めツーシームを打ったショートライナーで、木浪がジャンピングキャッチでしたが、丸山和郁がフルカウントになって外角低くツーシーム外れ四球。
オスナがワンワンからやや内のツーシームを打ったライン寄りのライトフライ。
村上宗隆がツーツーから外角の142キロ直球を打ったセカンドの左を速いゴロで破るセンター前ヒットで、2アウト1・3塁になります。
サンタナがワンワンからのやや外の141キロ直球を打った大きなセンターフライ。

3回裏
坂本誠志郎がツーワンからやや外の140キロ直球を打った風に押された大きい左中間のセンターフライ。
木浪がワンツーから外角低いフォークで空振り三振。
青柳がワンストライクから外角低めチェンジアップを打ったセカンドゴロ。

4回表
長岡がフルカウントになって外角ツーシームを打ったレフト前ヒットで出ると、中村がワンツーから外角のツーシームを打った一二塁間破るライト前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
武岡は初球はヒッティングでボールでしたが、2球目をバントの構えから引いてボール。
3球目はバントを空振り。
以降はヒッティングで、フルカウントまで粘って外角140キロ直球を打ったショートゴロですが、併殺を焦ったかボールが手につかずエラー。
ノーアウト満塁で、小川がストレートの四球で、押し出しとなって0対3になります。
西川がフルカウントまで粘って外角低めカットボールを打ったセンターへの犠牲フライで、中継の木浪の悪送球もあって、0対4とされなおも1アウト2・3塁。
丸山和郁がワンストライクから外角低めツーシームを打ったレフト前タイムリーヒットで、0対5とされなおも1アウト1・3塁。
ここで阪神は投手交代、2番手の漆原大晟になりました。
オスナがワンツーから内角高めナックルカーブを打ち上げた三塁側のキャッチャーファウルフライ。
村上宗隆がワンツーから外角低いフォークを打ったセカンドゴロ。

4回裏
近本がツーワンから外角スライダーを打った高く上がった深いショートフライ。
中野がツーストライクから外角低いフォークを打ったセカンドゴロ。
森下が初球の真ん中やや低め139キロ直球を打った左中間スタンドに入るソロホームランで、1対5とします。
大山がワンツーからの内角スライダーを見逃し三振。

5回表
サンタナがツーワンから外角150キロ直球を打った右中間のライトフライ。
長岡がフルカウントになって真ん中低め直球を見逃し三振。
中村がツーツーから真ん中ワンバウンドのフォークで空振り三振。

5回裏
ノイジーがフルカウントまで粘って真ん中139キロ直球を打った三遊間破るレフト前ヒットで出た後、佐藤輝がワンワンから外角高めフォークを打った一二塁間を速いゴロで破るライト前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
坂本誠志郎がワンストライクからピッチャー前に送りバントも、ファーストのオスナが3塁送球、フォースアウトのみ。
木浪がワンツーから真ん中高めに行った141キロ直球を打った左寄りのレフトフライ。
代打・糸原がツーツーから外角ボール気味高め直球を打ったセンター前タイムリーヒットで、2対5とします。
なおも2アウト1・2塁で、近本が初球のやや外の直球を打った左寄りのライトフライ。

6回表
阪神のピッチャーは3番手の島本浩也に交代。
武岡が二遊間のセカンドゴロですが、追いついてランニングスローもワンバウンド送球で大山が捕れず、記録は内野安打。
小川がツーストライクから送りバントで、1アウト2塁。
西川がツーツーからやや内の直球を打ったセンター前タイムリーヒットで、2対6とされます。
丸山和郁がワンストライクから真ん中スライダーを打った右中間の浅いところに落ちたライト前ヒットで、1アウト1・2塁。
ここで阪神はピッチャーを交代、4番手の岡留英貴になりました。
オスナがワンツーからやや外の低めスライダーを空振り三振。
村上宗隆がワンワンからやや内のスライダーを打った強めのファーストゴロでしたが、大山がトンネルして、2対7となってなおも2アウト1・3塁。
サンタナがワンストライクからやや外低めスライダーを打ったショートゴロで、大事に捕ってから、2塁にトスしてフォースアウト。

6回裏
ヤクルトの守備がセンターが岩田、レフトが西川になりました。
中野がツーツーから外角スライダーを見逃し三振。
森下がツーツーから真ん中やや高めカットボールを打った左中間のセンターフライ。
大山がツーツーから外角低め141キロ直球を打ったライトフライ。

7回表
長岡がツーワンからやや外の直球を打ったショートゴロですが、木浪がまた後逸したエラーで出塁。
中村がワンツーから真ん中低いツーシームを打った三遊間のゆるめショートゴロで、1塁ランニングスローで1アウト2塁。
武岡がツーストライクから外角低いツーシームを打ったピッチャーへの強めゴロでしたが、足に当たって後方に転がり、木浪が拾って1塁送球もセーフの内野安打。
小川が初球の一塁線にセフティスクイズで、大山が1塁送球アウトの2対8となっての2アウト2塁。
西川がワンワンから真ん中低め直球を打ったサードゴロ。

7回裏
ノイジ-がワンツーから真ん中低いフォークでハーフスイングの空振り三振。
佐藤輝がツーストライクから外角高め直球を打った大きなレフトフライ。
代打・小幡がワンワンから外角高めチェンジアップを打ったライト前ヒット。
木浪がツーストライクから外角フォークを打った三遊間のショートゴロ。

8回表
阪神のピッチャーは5番手の浜地真澄に交代。
ショートは小幡、キャッチャーは梅野に交代。
丸山和郁がワンツーから真ん中低めカットボールを打ったセカンドゴロで、中野がランニングスローでアウト。
オスナがワンストライクから外角低めカットボールを打った三遊間のショートへのゴロですが、1塁送球はホーム側にそれ内野安打。
村上宗隆のワンワンのカウントで、オスナに代走は北村拓己。
結局村上はツーツーから内角低いカットボールで中途半端な空振りの空振り三振。
岩田幸宏が内角高い150キロ直球を空振り三振。(三球三振)

8回裏
ヤクルトのピッチャーは2番手の大西広樹に交代。
梅野がワンツーから内角高め150キロ直球を打った右中間の浅いセンターフライ。
近本がツーツーから内角152キロ直球を打った三遊間のゆるめショートゴロ。
中野がツーワンから外角150キロ直球を打った高く上がったレフトフライ。

9回表
長岡がツーツーからやや内146キロ直球を打ったピッチャーライナー。
中村がフルカウントまで粘ってやや外の低め142キロ直球を打った二遊間のセカンドゴロ。
武岡がワンツーになっていた4球目、レフト線に落ちた当たりをファウルと判定されましたが、ヤクルト側がリクエストしてビデオ検証、判定覆らず。
結局、武岡はやはりワンツーのままの6球目の真ん中高めカーブを打った浅いレフトフライ。

9回裏
ヤクルトのピッチャーは3番手の木澤尚文に交代。
森下がワンワンからやや外のやや低めカットボールを打ったフェンスに接触しながら捕った大きなレフトフライ。
大山がワンワンからやや外の高めシュートを打ったファーストの左を鋭く破るライト前ヒット。
ノイジーがツーボールから真ん中高いシュートを打った打った深い左寄りのセカンドフライ。
佐藤輝がワンツーから外角高いシュートを空振り三振。



2対8で阪神が大敗でした。

勝利投手は小川泰弘で、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手は青柳晃洋で、1勝2敗0セーブ。

ホームランは森下翔太の5号ソロ(4回)のみでした。

観客数は42,515人 試合時間は3時間28分


=== 戦評 ===

連勝が7で止まった阪神でしたが、2位・巨人も負けましたので、まだ単独の1位です。
まあ、まだこの時期の順位はどうでも良いですがね。
負けるにしても、負け方が気持ち良くないもんです、こんなにエラーがありますと。


こちらの先発投手・
青柳晃洋制球が乱れていましたね。
まあ、そんなに制球良い投手ではないのでしょうけど、
きょうは特に安定感は無かったかもしれません。
2回表に3連打と犠牲フライを喰らって、2失点していました。
ここはストライクを取りに行くところを捉えられていたでしょう。
4回表は木浪聖也の併殺を焦ったか球が手につかないエラーがあったあと、投手・小川泰弘にストレートの四球を与え、押し出しになるし、さらにセンターへの犠牲フライを打たれたときもまた木浪の悪送球があったりで、踏んだり蹴ったりでした。
結局、丸山和郁にもレフト前タイムリーヒットを打たれ、この回は3失点。

併せて5失点で、この回まででマウンドを降ります。
3と1/3イニングを87球で投げ、7被安打の2与四球・無与死球、2奪三振での5失点。
かなり制球が悪かったので、坂本誠志郎もリードしづらかったでしょうし、ヤクルト側も逆方向に打っていくなど、うまく攻略していたんでしょうね。
 

 

 

 

 

 



6回表は3番手の島本浩也に阪神の投手は交代していましたが、きょうはあまりキレがなかったのか西川遥輝にセンター前タイムりヒットを打たれ、1失点。
さらに、丸山和郁にライト前にポテンヒットを打たれ、1アウト1・2塁となったところで、4番手の岡留英貴に交代。
岡留オスナを空振り三振に取るのですが、続く村上宗隆がファーストゴロやったんですが、ファースト大山悠輔の後逸したエラーで、1失点。
この回の阪神は2失点となりまして、2対7とされます。

阪神のエラー禍はまだ7回表にもありまして、先頭の長岡秀樹のショートゴロを木浪がまた今度は後逸するエラーで出塁されたのきっかけに、もう1失点。
2対8までヤクルトに離されます。
結局、阪神はきょうは4失策になりましたから、投手陣も少しかわいそうでしたでしょう。
デイリースポーツによりますと、試合後に3つもエラーした
木浪「練習しっかりします」と話していたそうです。
1失策の
大山「やってしまったことはかえってこないので、しっかり反省しないといけないですし、反省した上で明日試合があるので準備してやっていきます」と前を向いていたそうですが。


むこう先発投手の
小川泰弘は、もうそんなに球が速くないですが、球種の多い投手です。
5回くらいまでは森下翔太のソロホームランや糸原健斗のタイムリーが出るなど、反撃できそうな雰囲気もあったんですが、6回に2失点すると、小川も落ち着きを見せたように見えまして、打てなくなりましたかね。
まあ、経験あるピッチャーですので、6回で5点差くらいになったら、さすがに投げやすくもなったでしょう。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

-青柳はブルペンの報告もよくなかった

「いやいや、きょうは聞いてない」

-制球に苦しんだ

「初回、スッといったからなあ」

-直球を捉えられていたが、球は走ってなかった

「走ってないんやろなあ。それは。まあ、やっぱアレや。左で、ちょこちょこ当ててくるようなな。いうたけど、あんなもう、インコース、ストレートいきすぎよ。はっきりいうて」

-守りも珍しく

「えぇ、ホンマ、出たら一気に出るなあ。あんななあ、武岡とかあの打球でゲッツー取れへんよ、はっきり言うて。そんなん慌てる必要ないねん、一つでええねん。そら相手の足とか考えたらなあ。慌てる必要あれへん、次ピッチャーやのに」

-木浪は精神的に追い込まれたのか。

「知らん、それは本人に聞いてくれよ。分かれへんやんか、それは」

-五回のバントが決まってたら違う流れになったか。

「だから、あんなんも高めのクソボールやろ。ランナースタートきれんて。自分だけのバントじゃないんやからなあ。それやったら完璧のバントせなあかんわ。ボール球するんやったら。バントいうたらストライクバントやからな。セカンドなんかやったらなあ、そらお前、だってあんな高いボールやったらやれへんと思うやんか、普通は。野手の感性から行くとなあ。見送ると思うよなあ。やっぱりスタート遅れるよな、そら。ストライクバントやバントはお前。スクイズちゃうんやからさ。なあ、バントエンドランでもないし、バントやから」

-糸原の代打

「いやはよ点欲しかったからなあ、もう1点、2点とって、3点差、2点差やったら全然分からへんから」

-漆原もビハインドの展開でしっかり抑えている

「いやいや、そら抑えてるよ、なあ」

-漆原の評価は上がっている

「評価上がるって、評価もくそも、1軍のブルペンにおるんやから。そら、ああいう使い方多いけどな。でも、そこでもやっぱり、あれやんか。追加点をやらんければいけるという、そういうあれやからさ。あの場面で投げるとしたらな。そら全員が全員2回から準備できへんのやから、そら順番があるやんか。8人もブルペン入ってるんやから」

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きょうの木浪は慌てたのか、焦ったのか、追い込まれたのかよくわからなかったですね。
1つエラーすると、自分の弱いところが出てしまうのか、続けてやってしまうような感じでした。


きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。