木浪が5打点の大活躍で、青柳に勝利をもたらした好ゲーム! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2023年7月11日の阪神タイガースは、岡山の倉敷での横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
久しぶりの阪神主催での地方球場での試合やと思うんですが、無事に行われたようです。
しかし、日本列島がほんまに暑いですね。
7月からこの調子なら8月はどうなるのか?
今から思いやられます。


さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)森下 翔太
2番(二)中野 拓夢
3番(左)ノイジー
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(右)ミエセス
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)青柳 晃洋

青柳が5月19日の広島戦以来の53日ぶりに1軍で先発します。


横浜DeNAベイスターズ
1番(右)梶原 昂希
2番(左)関根 大気
3番(一)佐野 恵太
4番(二)牧 秀悟
5番(三)宮﨑 敏郎
6番(中)桑原 将志
7番(遊)京田 陽太
8番(捕)戸柱 恭孝
9番(投)笠原 祥太郎

18時頃からプレイボールのナイトゲームです。
中継番組の解説は岡義朗さんでした。
チケットの売り上げはかなり良いと新聞に出ていました。

=== 試合結果 ===


7対2で阪神が快勝でした!

勝利投手は青柳晃洋で、3勝3敗0セーブ。
敗戦投手は笠原祥太郎で、0勝2敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数は30,268人 試合時間は3時間7分

=== 試合の流れ ===

1回裏
先頭の森下がツーボールから真ん中直球を打った三塁線破る2塁打でチャンスになります。
続く中野はバントですが3塁側のキャッチャーファウルフライになって、1アウト2塁。
ノイジーはチェンジアップに空振り三振。(三球三振)
大山がフルカウントからの四球でしたが、佐藤輝明もフルカウントから外角高いボール球を見送って四球。
2アウト満塁で、ミエセスが高く上がったレフトフライ。

2回裏
1アウトから木浪がレフト前ヒットで出るんですが、青柳が初球、一塁側に送りバントして、2アウト2塁。
森下がスリーワンからの四球で、2アウト1・2塁。
中野が三塁側のピッチャーゴロで、得点できません。

3回裏
1アウトから大山がレフト前ヒットで出ますと、佐藤輝明がフルカウントまで粘って一塁線のファーストゴロですが、2塁送球がそれて悪送球になり、1アウト1・2塁。
ミエセスがフルカウントまで粘って四球を選んで、1アウト満塁。
梅野がゆるめサードゴロで、ホームに送球フォースアウトのみ。
しかし、ここで木浪がツーツーからのやや外の高め変化球をセンターオーバーの走者一掃の3点タイムリー2塁打で、3対0と阪神が先制。
青柳はゆるめショートゴロで、1塁へのランニングスローでアウト。

4回表
2アウトから佐野が外角高めツーシームを打ったレフト前ヒットでしたが、牧もツーボールから三遊間強く破るレフト前ヒットで、2アウト1・2塁。
宮﨑がワンストライクから真ん中のスライダーを打った右中間破る2点タイムリー2塁打で、3対2になります。
桑原がピッチャーゴロで1塁に少し走ってからトスしてアウトのチェンジ。

4回裏
DeNAのピッチャーは2番手の上茶谷大河になっていました。
森下が空振り三振でしたが、中野がフルカウントで粘って四球。
ノイジーがツーツーから外角低いカットボールで空振り三振。
大山は内角低め直球を見逃し三振。

5回表
先頭の京田がライト前ヒットで出塁すると、戸柱がファーストの頭をバウンドして越したセカンドへの内野安打で、セカンドがはじかれていましたので、ノーアウト1・3塁。
上茶谷が一塁側に送りバントで、1アウト2・3塁。
ここで代打・藤田が初球の外角低めシンカーを引っ掛けたファーストゴロで、3塁走者は自重して、2アウト2・3塁。
関根はワンストライクからやや内の高め直球を打ち上げたサードファウルフライで、この回は無失点でした。

5回裏
先頭の佐藤輝明が三遊間をゴロで抜けたレフト前ヒットで出塁。
ミエセスが浅めのライトフライでしたが、梅野が初球のヒットエンドランでワンバウンドでサードの頭を越した2塁打で、1アウト2・3塁。
木浪が初球の内角低め直球を打った前進守備の一二塁間を破るライト前2点タイムリーヒットで、5対2にします。
さらに青柳は初球、送りバントを決めて、2アウト2塁。
ここで森下がワンボールからの外角低めスライダーを打ったライト前ポテンタイムリーヒットで、6対2とします。
中野はショートゴロで、2塁送球フォースアウトのチェンジ。

6回表
1アウトから牧が二遊間のショートゴロでしたが、内野安打になりました。
ただ、宮﨑がツーツーからの外角ツーシームを打ったセカンドゴロダブルプレーでした。

7回裏
DeNAのピッチャーは4番手のエスコバーでした。
1アウトから梅野が粘った四球で出ますと、木浪が初球一塁線に送りバントして、2アウト2塁。
代打・原口がツーツーから内角低いスライダーを空振り三振。

8回表
阪神のピッチャーは2番手の岩貞祐太でした。
先頭の代打・知野が空振り三振、代打ソトが初球の高く上がった浅いセンターフライでしたが、関根が一二塁間のセカンドゴロですが、間一髪のセーフの内野安打。
しかし、佐野は初球の外角高め直球を打ったセカンドゴロで、1塁送球アウト。

8回裏
DeNAのピッチャーは5番手の田中健二朗でした。
森下がストレートの四球で出ますと、中野がドラッグ気味のセフティバントで、ピッチャーもファーストも抜かれて、あとからファーストが追いついたバントヒットで、ノーアウト1・2塁。
ノイジーがツーツーから内角高め直球に詰まったライト前ポテンヒットで、ノーアウト満塁。(ノイジーに代走・熊谷)
ただ、大山がワンツーからカーブーを打ったサードゴロのホームゲッツ―。
2アウト2・3塁になって、佐藤輝明の打席でワンバウンドの暴投で、7対2になります。
2アウト3塁で、佐藤は大きい左寄りのレフトフライ。

9回表
阪神のピッチャーは3番手のカイル・ケラーでした。
先頭の牧が左中間のレフト前ヒットで出ますと、宮﨑がフルカウントからの外角直球を打ったライトライナー。
桑原が粘ったツーツーから外角直球を空振り三振でしたが、京田がセンター前ヒットで、2アウト1・2塁。
戸柱が外角高い直球を空振り三振。(三球三振)


7対2で阪神が快勝しました!

=== 戦評 ===

4年ぶりの倉敷マスカットスタジアムでのゲームでしたが、まあまあのナイスゲームとした阪神でした。
阪神の連勝も久しぶりで、6月3日・4日以来やそうです。
むこうの先発投手・笠原祥太郎は、正直、谷間の投手なんでしょうが、木浪聖也の一打で、打ち崩しましたね。
結局、木浪はきょう5打点の大活躍!

青柳晃洋は味方が先制の3点を入れた直後に2失点したので、かなり嫌な感じがしましたが、その後はなんとか抑えることができ、打線も中押し点を挙げるなどして楽な展開になりましたか。


こちら先発の
青柳晃洋は、3回まで低めに集める投球で、うまくゴロを打たせたりして、パーフェクトに抑えていました。
ただ、4回表になって2アウトからクリーンアップに3連打を喰らい、2失点していました。
5回表は京田陽太戸柱恭孝に連打された後、上茶谷大河に送りバントされ、1アウト2・3塁のピンチを迎えましたが、そのあとをよく踏ん張って無失点に抑えます。
結局、7イニングを80球で投げ、6被安打の無与四死球、1奪三振での2失点。
そこそこのピッチングをしています。
5月12日の甲子園でのDeNA戦以来の勝ち星を挙げた試合としました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


むこう先発左腕の笠原祥太郎は、緩急のあるピッチングでした。
序盤から全体的に高い感じがあるのに、もうひとつ打てんなあと思っていましたが、
3回裏に2アウト満塁で木浪聖也に走者一掃の3点タイムリー2塁打が出て、先制していました。
笠原は3回までで、4回からは上茶谷大河が投げていました。
また
、5回裏にも梅野隆太郎がヒットエンドランを決めて2塁打を放った後、木浪の前進守備の一二塁間を破る2点タイムリーが出て、さらに森下翔太のライト前ポテンタイムリーが出るなど3点取って、6対2と大きくリードします。
この5回裏の3得点がとても大きかったですね。

さて、きょうはまずは投打のヒーロー2人、青柳木浪のヒーローインタビューからご覧下さい。
スポーツ報知からの引用です。

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―まずは青柳さん。久しぶりの1軍マウンド、お立ち台。ファンも待っていた

青柳「やっと帰ってこれました」

―5月19日以来の1軍マウンド

青柳「もちろん緊張もありましたけど、これだけの声援を浴びられる場所に帰ってこられた喜びの方が大きかったので何とか頑張ろうと思っていました」

―4年ぶりの倉敷開催

青柳「甲子園に負けないぐらい熱い声援ありがとうございました」

―7回2失点の投球

青柳「2点取られましたけど、野手が点取ってくれて、さらに素晴らしい守備をしてくれたので、いい感じに7回投げることができました」

―5回には1死二、三塁のピンチは

青柳「(大山)悠輔のいプレーはもちろんですけど、梅野さんを信じて投げきることができたんで、本当に結果ゼロに抑えることができて良かったです」

―青柳らしいゴロアウトが多かった

青柳「やっとそういうピッチングができたので、本当にやっと帰ってこられたなという感じです」

―打線では特に木浪が5打点で応えた

青柳「いやもうネクストで『聖也頼むよ』と言ったら、『任せて』と言って、点を取ってくれた。本当に最高の気分でした」

―1軍復帰してつかんだ1勝

青柳「いやもう今年一番うれしい1勝になったかなと思います」

―5打点の木浪選手です。今の気持ちは

木浪「サイコーで~す!」

―3回2死満塁で先制タイムリー

木浪「本当につなぐイメージでいったんですけど、打った瞬間、絶対抜けると思ったんで、ヤギ(青柳)さんに3点先制できて、楽に投げてもらうことができました」

―5回は1死二、三塁で初球をたたいた

木浪「もう初球いくと決めていたんで、1球で捉えられて良かったです」

―プロで5打点は

木浪「初めてです」

―改めてその点は

木浪「本当にできすぎかなと思います」

―1軍復帰登板の青柳は

木浪「今日はゴロが多かったんで、ヤギさんが調子良い時はゴロが多いんで、今日勝てるなと思いました」

―近本選手のリストバンドをつけてプレーしている

木浪「やっぱり野球は全員で戦うスポーツなんで、みんなのためにそしてファンのためにこれからも頑張っていきいます」

―首位攻防の初戦を取った

木浪「このまま流れに乗っていって、3連勝したいです」

―明日からは甲子園に戻る

木浪「明日も温かい声援よろしくお願いします」

―では最後に青柳選手、メッセージを

青柳「前半もあと少しなので首位で折り返せるようにチームで一戦、一戦頑張っていくので、温かい声援よろしくお願いします」

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きょうは「めでたしめでたし」のヒーローインタビューとなりました。
ただ、このあとの勝利監督インタビューでわかるんですが、試合直前の青柳のメンタル面はいっぱいいっぱいやったようで、岡田彰布監督が急遽、話をして気持ちを楽にさせたということでした。
岡田監督のきょうの一問一答の方もご覧下さい。
スポーツ報知からの引用です。

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●テレビインタビュー

―復帰登板の青柳の印象は

「いやいや、3回まではね、完璧で。まあ、コントロールがね、良かったですね。ボールも低くいってね、ちょっと、あの打順のときにね、ちょっと2点とられたですけど、後はしのいで、5回も、ちょっと、逆にコントロールが良すぎるからね。みんな低めを何かね、上から、戸柱なんか叩きつけて打つから。でね『高めいけ』ゆうたんですよね。関根のときはうまいこと高めでアウトがとれたんで、それはまあ、一つ収穫、これからのね、登板で、収穫かなあと思いますね」

―後半戦に向けても、青柳の復活は大きい

「いやいやもう、ちょっとね、あまりにもなんかこう、切羽詰まったじゃないけど、きょうの登板をね、気にしてるようだったから。だから『そんなん関係ない』ってゆうたんよね。試合前に。『今日どんなピッチングしようがお前、後半戦はね、ローテーションで投げなアカンわけやから』って。『楽にいけ』と。今日は。はい」

―打つ方は木浪デー

「そうですね。やっぱりツーアウトからね。だから、どうだろう、やっぱりフォアボールがうまく絡んでいるというかね。1点ずつ取るというのもあるけど、フォアボールが絡むと2点、3点となるんで。今日は大きかったですね」

―梅野がおそらくヒットエンドランでつないだ

「おそらくじゃなしにヒットエンドランですよ」

―良い流れで点が入った

「いや、動かないとね。点がずっと入らないからね。その前も結構、ランエンドヒットみたいな形で走ってたけど、なかなかかみ合わなかったから。あそこはね、スチールじゃなしにね。だいたいみんな初球ね、ストライクゾーンにきとったからね。あの打球も良かったですね」

―森下が活躍

「あの、まあね、あれは良いかどうか分からないけど2死で結果的にはすごく大きなね、試合決める1点なったし、まあ、ね、これから徐々にそういう形でね、まあ近本がいない間ね、おーん、1番でもいいかなという気にはなりますね、やっぱりね、はい」

―4得点以上も2桁安打も9試合ぶり

「中日以来ですかね」

―打線は上向きと捉えていいか

「それはね、計算してましたよ、7回くらいで、おーん。ちゃんと計算してましたね、おーん(笑)」

―上向きと捉えていいか

「いやいや、明日ね、おーん。まあ久しぶりに初戦をね、それも中日戦ね、甲子園の中日戦以来だと思うんだけど、いい形で取れたんでね、明日甲子園帰って、前回負けてるピッチャーなんでね、また、みんなでつないで点取るというか、そういう形でね、明日もやっていきたいですね」

―4年ぶりの倉敷で快勝。連勝も6月3、4日以来

「いやいや連勝は、それはあんまり意識してなかったですけど、おーん。前回はね、横浜で向こうの相手のホームでやられてるんで、ちょっと極端になるんだけどね、DeNA戦はね、ホームとビジターで。そういう意味でも明日ね、明日とれば大きいと思うし、このいい流れで明日もね、ほんとね、今日まではいかないけれど、ある程度点取っていきたいですね」

●ペン

―青柳はカウント負けせず投げていけば

「今日はコントロールが良かったよな。それも低めでな、けっこういっとったしね。まあ、そんな逆球もなかった。宮崎の打席ぐらいかな。宮崎のスライダーくらいやんか、インコースが逆に来たのは」

―球数80で降板は今後を見越してか

「まあ、そら後半戦ね、ある程度ピッチングしとったら、今日なんか完投をね、そういう球数だけど、久しぶりにね、最初から7回投げてくれたらいいわと思うてたから」

―青柳は自分で結構、追い込んでいる感じがした

「うん。だから、ずっと、何て言うのかな。それは新聞のコメントよ。本当のコメントかどうかオレは知らんけどな。青柳が言うたかどうか。何かなあ、ちょっと、こう、切羽詰まったみたいなな、ああいうのを言うとったから。試合前に呼んだんよ。マッサージ終わってから、もう試合寸前にな。『そんな気にすることない』っていうのを」

―青柳も1カ月半2軍で調整してきた

「いや、そら、もうな。やっぱり、そんだけ離れたら。やっぱり、そら心配だろうし、いくら昨年も一昨年も2桁勝ってるピッチャーでもな。こんだけ離れることはなかっただろうし。おーん。まあ、離れてる間も、(2軍では)最初はやっぱり、そんな内容的にも良くなかったからな。最後は良かったけどね。最後は。本当は雨で今日なったけど、日曜日にいくっていうのはそれの最終登板である程度、ピッチングできとったからね。ブルペン見たけど、ちょっと戻ってきている。今日は良かったらしいよ。試合前はブルペン。だからある程度はいけるかなと思ったけどね。いい形でね。1点とかじゃなしに3点が大きかったんじゃないかな。あそこの木浪の3点が大きかったと思うけどね」

―佐藤は逆方向のヒットが出た

「どう見るの?あれを。初球の真っすぐをどう見るの。真ん中ぐらいちゃうの? 甘かったやろう。こっちからは分からへんけど、あのコースにいくということは甘いボールやろうなと思ったけどな。相当、差されてるけどな」

―DeNAにやり返せて良かった

「まだ今日1試合やん、まだ明日、明後日あるんやから、それはまだ」

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青柳はけっこうひょうひょうと投げるイメージなので、そこまで追い詰められた感じに試合前になっていたとは意外でした。
岡田監督も苦労が絶えないというか、ほんま大変な役割ですよ、監督て。

いろんなところに気を配らんといけません!
GIF2020

きょうはこのへんにしときましょう。
2位・DeNAのゲーム差は2となり、広島も負けましたので、2位と3位・広島の差も2のままとなりました。
4位・巨人と3位の差が0.5と縮まっていますか。

いつも読んでくださってありがとうございます。