打線が打ちまくり、大差で完封リレー勝利した阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2023年6月29日の阪神タイガースは、甲子園球場での中日ドラゴンズとの試合でした。
きょうも雨の心配がありまして、夜遅くなってから強く降るかもしれませんので、注意が必要でしょう。

注目のオーダーはきょうはかなり組み替えてきました。
さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(三)渡邉 諒
4番(一)大山 悠輔
5番(左)ノイジー
6番(右)前川 右京
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)村上 頌樹

クリーンアップが渡邉諒、大山、ノイジーの並びになっています。
前川が6番に入り、7番キャッチャーが坂本ですね。


中日ドラゴンズ
1番(左)大島 洋平
2番(中)岡林 勇希
3番(二)福永 裕基
4番(右)細川 成也
5番(一)石川 昂弥
6番(三)高橋 周平
7番(捕)宇佐見 真吾
8番(遊)龍空
9番(投)松葉 貴大

ビシエドは右手首の違和感で欠場でした。

18時頃からプレイボールのナイトゲームです。
中継番組の解説は、佐藤義則さんと広澤克実さんでした。
雨は降ったり止んだりのようです。

=== 試合結果 ===


8対0で阪神が完封リレー勝ちでした。

勝利投手は村上頌樹で、6勝3敗0セーブ。
敗戦投手は松葉貴大で、0勝2敗0セーブ。

ホームランは渡邉諒の2号2ラン(5回)のみでした。

試合時間は38,298人 試合時間は2時間58分

=== 試合の流れ ===

都合により、だいたいの流れは戦評に書きます。

=== 戦評 ===


阪神が大量得点差での完封リレー勝ちでした!
きょうも初回から中日側にエラーが出て、それが先取点を取れるタイムリーエラーとなって、明らかな阪神ペースになってしまってました。
初回に2点取り、3回には1得点、5回には2得点して、前半で楽勝ムードになります。
村上頌樹は走者を出しても要所で粘って7回まで投げた無失点。

投打がしっかりと噛み合ったゲームでもありましたね。
6カードぶりのカード勝ち越しで、今季、セ・リーグで一番最初に40勝に到達しました。


初回裏、
近本のレフトへの2塁打と、中野のレフト前ヒットで、ノーアウト1・2塁のチャンスができるんですが、続く渡邉が強いファーストゴロで、ホーム送球すると近本が三本間に挟まれタッチアウト。
1アウト2・3塁で、大山は空振り三振してしまうんですが、そのあとのノイジーが強いショートゴロがショート龍空のエラーを誘い、その間に1対0と阪神が先制してなおも2アウト1・3塁。
さらに前川がワンストライクから外角やや低めカットボールを打ったセンター前タイムリーヒットを放って、2対0にします。

3回表はノーアウトから宇佐見龍空の連打で、1・2塁のピンチとなります。
松葉がバントしようとするんですが、ツーツーからのバントが空振りして三振。
大島が左中間のセンターフライで、岡林がポール近くのレフトフライと失点しません。

(このへんでかなり雨が降ってきましたが、しばらくすると弱くなりました。)

3回裏は先頭の
中野がセンター前ヒットで出ると、渡邉諒の打席で中野が盗塁。
渡邉はフルカウントからの三遊間破るレフト前ヒットで、ノーアウト1・3塁にすると、大山が強いサードゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送アウトのダブルプレーの間に1得点。
3対0にします。

5回裏は1アウトから中野がツーワンから内角ツーシームを打ったセンター前ヒットで出塁すると、渡邉諒がツーワンからやや外の高め直球を捉えたセンターバックスクリーン左に入る2ランホームランで、5対0とさらに離します。(渡邉は移籍後、甲子園での初ホームランでした。)
この後は
大山の強いショートゴロが龍空のトンネルするエラーとかありますが、さらなる得点はありません。

7回表に2アウトから
石川昂弥がストレートの四球で出ますと、高橋周平が一二塁間破るヒットと宇佐見がライト前ヒットで、2アウト満塁のピンチになります。
ここで後藤がフルカウントからのやや外の低め149キロ直球を打ったセカンドゴロで、1塁送球アウトのチェンジでした。

7回裏は1アウトから中野がきょう4本目になるヒットを打った後、渡邉がスリーワンから外角高め直球を打った右中間破るタイムリー2塁打で、6対0とします。(代走は熊谷
さらに
大山もワンボールからやや内のカットボールを打ったレフトの左を破るタイムリー2塁打で、7対0にします。
ノイジーがセンター前ヒットで、1アウト1・3塁。(ノイジーに代走は島田)
前川はフルカウントからのランエンドヒットの掛かったセカンドゴロで、2塁送球セーフ、1塁転送アウトでこの間に1点入って、8対0とまします。

8回表の阪神のピッチャーは2番手の馬場皐輔でしたね。
村岡が見逃し三振、味和がセカンドライナーですが、岡林が粘った四球。
福永
がカーブを打ったライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
しかし、
細川がバウンド高いサードゴロで、1塁送球、間一髪アウト。

9回表の阪神のピッチャーは3番手の石井大智でした。
石川昂弥がライトフライ、高橋周平が左中間の大きめセンターフライ、代打・福田がサードゴロと三者凡退で試合終了。
8対0で阪神が完封リレー勝利でした。


こちら先発の
村上頌樹は、登板間隔がかなり空いて中15日での登板でしたが、キレがけっこう良くて、制球もだいたい良かったでしょう。
ただ、
2回裏と4回裏に自身の打席で送りバントをするんですが、いずれも強いピッチャー前のゴロになって、ピッチャーゴロダブルプレーになっていたのが、いただけなかったです。
7回表になって、疲れが出て来たのか、ボールが抜けたりで高くなるようなことが目立ちました。
2アウト満塁のピンチをなんとか凌いだところで、次の8回表からは馬場皐輔に交代でした。
7イニングを100球ちょうどで投げ、5被安打の1与四球・無与死球、6奪三振での無失点。
それでも、村上としては、およそ1ヵ月ぶりの勝利で、甲子園でのプロ初勝利でしたね。
スポーツによりますと、本人は「無失点に抑えて試合をつくることができたことは良かったですが、最後四球からピンチを招いてしまったことは反省しなければいけないですし、展開的にも8回、9回投げ抜かなければいけなかったと思います。次に向けて反省する部分はしっかり反省して、またしっかり調整していきます」と話していたそうです。
 

 

 

 

 

 

 


きょうの阪神打線は14安打と2桁安打ですので、打ちまくった感じがありました。
中野
とかは4安打したりしてましたからね。

むこう先発した左腕の
松葉貴大は、変化球が多いピッチャーのようでした。
初回から強い打球を阪神打線は打ってましたね。
こう言うピッチャーはよほど制球が良くないと、そんなには苦にしません。

だんだん球が高くなって行って、5回裏には渡邉諒が高めの直球を捉えてホームランにしたりしていました。
5回までに5失点しましたので、6回からは2番手の
上田光太朗にマウンドを譲りました。

で、
きょう一番、目立って活躍したのは4安打して4得点(4度、ホームを踏むこと)した中野拓夢、3安打しながら内1本は2ランホームランで3打点した渡邉諒あたりですかね。
シェルドン・ノイジー木浪聖也が2安打マルチヒットを記録して、他は坂本誠志郎以外の野手は1本ヒットを打っています。
前川右京も初回裏のタイムリーヒットしかヒットは打ちませんでしたが、7回裏にセカンドゴロの間に1点入りましたので、2打点を記録。
チームとしては、きょうは立派な打撃成績でした。

これだけ打ちまくって、投手も相手打線を抑えたら監督はさぞ機嫌も良いのでしょう。
ここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
サンスポからの引用です。

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★テレビインタビュー編

ーー6番・前川もタイムリー

「今日(相手先発は)左だったんで、楽なところで打たそうと思って、6番にしたんだけど。最初の打席で追加点というか、2点目も大きかったですね」

ーー中野が4安打

「久しぶりじゃないですかね猛打賞(6日の楽天戦以来)。一時期の悪い、ずっと調子落ちてたんですけど、みんな盛り返してきたんで。良くなる傾向にあるんで。悪いのは短い期間で良かったと思いますけどね」

ーー村上は七回2死満塁のピンチを切り抜けた

「抑えるか、打たれるかは、これからローテーション投げていかないといけないんですけど、大事なとこでの踏ん張りは、自信になっていくと思いますね」

ーー30日に向けて

「巨人も久しぶりなんかなあ(4月27日以来)。交流戦あったけど、みんなが上向きになってるんでね、いい勝負したいと思うし、まず明日は西純が久しぶりの先発なんで、すごく良かったんでね、こないだのブルペンも。西純に期待したいですね」

★ぶら下がり編

ーー村上は

「今日はよかったな。ブルペンでも、ボール走ってますよと言うてたからな」

ーー3番がハマった

「何かミエちゃんとか使うて言うから『アカン』言うたんよ。レフトに行ってバテとんのに。3試合レフト往復したらもうバテてバット振れへんからな。もうハアハア言うてベンチ帰ってきたもんな」

ーー最初はミエセスだったがノイジーに

「俺がノイジーにしたよ。渡辺は、はじめ前川やったけど、俺が3番にしたんや」

ーー楽なところで

「まだ1カ月ちょいやで、1軍上がって。そんな選手に負担かける必要あらへん。他の選手もやらなアカンヤツいっぱいおるから」

ーーノイジーの初回はヒットでも(2死二、三塁での遊撃強襲のゴロが失策に)

「ヒットになってもエエよな。大山のはエラーでもアレやけど。ノイジーのは、打球もなあ、強襲ヒットという言葉もあるんやから」

ーー打撃内容も良くなっているか

「よおなってるから今日行ったんや。昨日もそうやしな」

ーー快勝では

「おお、エエ点の取り方したからなあ」

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オーダーの組み替えも大成功して、まさに機嫌の良さそうな岡田監督でした。
僕の方から特になにか言及する必要も無いでしょう。

きょうは2位DeNAが負けましたので、2位との差は1.5ゲームとなった阪神でした。

DeNAは阪神を3タテしたあとに、広島に3タテされたんですね。
プロ野球はこう言う落とし穴があるから怖いです。


GIF2020
きょうのところはこのへんにしときましょうか。

いつも読んでくださってありがとうございます。