さて、きのうマイナビオールスターゲーム2019に、ファン投票の選出で、ピアース・ジョンソンと梅野隆太郎、近本光司の3人の選手の出場が決まりました。
今季の阪神ファンは、そこそこ熱い視線をタイガースに向けてると思うんですが、正直、現在、貯金が1つの阪神ですから、希望もすごくあるんやけど、不安も沢山あるんがファンの本音やと思います。
きょうはいつもと違って、特集記事として、我らが阪神タイガースの現在の課題をデータの面から明らかにして行き、考えてみたいと思います。
まずは、阪神が今季すごく多いと言われるエラー(失策)について考えてみましょう。
チームの失策は、きのう2019年6月24日の試合終了現在で、次のようになってます。
もちろん、阪神タイガースは本拠地にしてる甲子園が、内野は土の球場なので、エラーはどうしても多くなるということはあるんでしょうが、それにしても多いということは言えると思います。
原因を考えると、まず、球団に入団したてなんかの若手を多く使う球団はエラーも多くなるのではないか?
阪神の場合、ほんまに本気で若手を競わせるような感じで、オーダーを組んでます。
ルーキーも近本光司、木浪聖也と2人もいますよ。
また、打撃を重視したオーダーを組むと、失策は多くなります。
例えば、ヤクルトの村上宗隆はエラーが多くても打撃が非常にええので、敢えて起用してるようです。
つまり、
①本拠地としてる球場のグラウンドの状態
②若手をどこまで起用しているか
③攻撃を重視してるために、守備は敢えて目をつむってる
この3つの要素が、チーム失策数の順位を観る上での大事なことやと思います。
ここで、セ・リーグの今季ここまでの失策ランキングを観てみましょう。
上位5位のなかに阪神の選手が3人もいますなあ。
やはり、打撃がうまく行かないと、守備も悪くなるサイクルいうのはあるんでしょう。
大山悠輔の場合は特に打撃で悩むことが多いのではないでしょうか?
4番を任されてるのに、最近、ホームランはまれにしか生まれません。
チームとしても、他に4番にほんまに相応しい選手がいれば違うのでしょうが、ジェフリー・マルテもホームランはそんなに出てない、福留孝介は故障中やし、糸井嘉男もピッタリ4番という感じでもない。
他にぴったし4番バッター言う選手がいないのも現状です。
つまり、仕方ないとは思いますが、ちょっと無理に4番で使ってるのは、僕も認めざるを得ないと思ってます。
だいたい、外国人を複数獲って、1番ええのを4番にするというやり方もあると思うんですが、それは矢野政権がよしとしない。
あくまで生え抜きから育てたい言うのが方針のようです。
北條史也は木浪聖也と激しい競争を繰り広げなるなかで、ストレスなんですかね?
木浪は入ったばかりで甲子園に慣れてないし、北條と同様なところもあるでしょう。
この辺は悩ましいとこですね。
次は、阪神にとって、良いデータいうのもあると言うことを、観てみましょう。
阪神にとって、もう明らかにええデータいうのは、盗塁数です。
現在、阪神が盗塁数はトップですね。
今季は広島東洋カープよりも阪神のほうが盗塁数は多い。
このへんは、矢野さんらしさが出てるとこなんでしょう。
去年、2軍監督をしてるときは、2軍では盗塁数は1位でしたもんね。
あと、ややマニアックなデータかもしれませんが、阪神は2塁打がセ・リーグで一番多いんです。
ホームランは少ないんですが。
似たような傾向は中日ドラゴンズにも言えて、中日は2塁打がセ・リーグで2位。
3塁打については、中日が1位で、2位が阪神。
これは、本拠地の球場のホームランの出やすさと関係があるんでしょうね。
大きかったり、風の影響やったりでホームランの出にくい球場では、なかなかスタンドにボールが入らない代わりに、2塁打・3塁打が出やすいみたいです。
同じような傾向は、パ・リーグでは日本ハムにもありますね。
札幌ドームいうのは、ホームランが出にくいとこでしょうから。
最後に、阪神はチャンスに弱いなあいうのがよく言われます。
これはどこまでほんまなんか?
一応、得点圏打率いうのがありますから、これで観てみましょう。
阪神はやはり5位ですね。
データ上も、チャンスに弱いということが言えるんでしょう。
巨人、広島、中日、DeNAはそんなに違いがない気がしますが、阪神とヤクルトは明らかに低いでしょう。
これは、メンタルの問題もあれば、配球の読み方とか、球の待ち方にも関係があることと思います。
ここも、阪神の大きな課題というふうに思えますよね。
きょうはこのへんで終わりにします。
いつも読んでくださってありがとうございます。