気分も落ち着いたので寝る前にMUNIMUNIを聴いている。
曲がる世界を通しで聴くとゆるやかにダウナーに落ちて面白い。全曲通して浮遊感のあるギターの音が心地良い。浮いたり沈んだり・・・ふわふわする。摩天楼様の不気味な声と相まってくらくらする。
わざとらしい痛々しい歌詞や歌い方も気にならないぐらい、この人たちの音楽はこれでカッコイイ。ふざけているにしても、実際、良い曲を作ってるんだけどな。
もうCDを買うときに後ろめたくなったり、ラックの奥の方に隠したり、帯を裏に向けて下に積むような生活もしなくていい。好きな音楽を誰に文句を言われることなく聴けるということがこんなに幸せなことなんだな。当たり前なことを再確認。
自分の感覚で、感性で、良いと思ったものを聴くことを、人にとやかく言われたくない。無理やり聴かせるわけでもない、自分ひとりで楽しむことすら、やめてほしいって言われるのは、悲しい。
私は自分の好きなものを取り入れて、服を作ったり、絵を描いてきた。
そばにいる相手にほど、その否定をしてほしくなかった。自分が嫌いだったとしても、私はそれを好んで、自分の感覚と感性で気に入って、それを糧に生産してるのに、感性を否定されたら、作品を否定されるのも同じ。
好きな本を読んで、好きな絵を見て、好きな映画を見て、好きな音楽を聴いて、好きなものを作る。好きな人たちにそれを見てもらう。わたしはそうやって生きたいだけだった。ずっと。