評価（★のやつ）は最後まで見た作品のうち、どれだけ好きかを5段階で表したものです。
感想には多少のネタバレ要素もあるかもしれないです。
『葬送のフリーレン』
★★★★★
試験編が始まってからは1クール目とは別アニメを見ているかのよう。1クール目はゆったりとしたテンポで心情を描く感じの内容で、フリーレンを中心とした3人の冒険者の狭い世界の物語だったが、2クール目は試験編突入に伴い登場人物が増えて物語に広がりが出た気がする。
試験内容が運ゲーっぽくてこれが1級試験なのかよと少々冷めた。もう少し権威のありそうなものかと思ったので。
フェルンの機嫌とる場面は本人の生まれ育った環境とか抜きにしても好きになれない。フェルンだけフリーレン、シュタルクと比べてキャラクターに妙なリアルさがあって受け入れがたい感じ。
ヒンメルの言葉が最終回のタイトルになっているのがとても良い。ヒンメルが行った小さな人助けが、ヴィアベルの生き方に影響を与えたという回想とフリーレンの言葉が1クール目、2クール目の総括としていい感じでよかった。
作画は圧倒的に良かったと思う。フリーレン対複製体フリーレンの魔法の描写が美しさと圧倒的な恐怖感が両立するような描写は鳥肌が立った。あと、珍しく登場人物が増えたのに全員名前と顔が一致するくらいに覚えられるほどキャラが立っていて良かった。
『シャングリラ・フロンティア』
★★★★
ユニークシナリオのウェザエモン戦がメインとなった今クール。ウェザエモンの圧倒的な強さが作画で表現されていて最高だった。今クールの戦闘作画はフリーレンが良く語られるけどこのウェザエモン戦も負けてなかったと思う。FPS視点とかゲームっぽい表現が個人的には好き。「天晴」の文字出る感じとか男児が好きなやつ。
相変わらずエムルがかわいかった。さらにビィラックとかエルクとか他の兎キャラもかわいいシーンが多くて良かった。
作品の雰囲気とかキャラと作画はとてもいいけど、物語にあまり惹かれる要素がないのが惜しい。
『薬屋のひとりごと』
★★★
1クール目の中盤あたりがピークでそのあとは盛り上がりに欠ける展開。そもそも猫猫以外があんまりいいと思えるキャラがいない。特に壬氏はうざったい感じの絡みかたが苦手。猫猫が怪我をしたときは走ってほしかった。高順はいいキャラだと思うけど壬氏とセットなのでキャラが立ちにくいのが残念。
2クール目の終盤に羅漢についての話がありそこは楽しかった。羅漢はなんか汚らしい見た目で嫌な奴っぽい感じで最初は嫌いだったけど終わってみれば結構好きなキャラになった。
『治癒魔法の間違った使い方』
★
思ったより絵が動いてびっくり。話も丁寧に構成されていて良い。スズネのキャラデザはシンプルなかわいさで好き。
話は古臭さがあって、ギャグ（特にスズネの）は合わなかった。個人的に良かったのはローズ隊長の過去編（9話）。それまでお遊び感の強かった物語にシリアス成分が入った感じ。隊長が主人公に欠ける言葉もこの過去があってのものだと思うと受け取り方が変わる。
最終話見た感じここまでは序盤っていう雰囲気を感じた。なんとなく緊張感のない転生者3人が続きでどう変わっていくのかどうかが気になる。
『俺だけレベルアップな件』
★★
A-1 Picturesなだけあって作画は迫力満点で良かった。音楽は澤野弘之の癖強めなのが作品に合ってて、戦闘時は特にかっこよかった。
なんか原作が反日がどうとかで炎上してたけどアニメは気合入った作りになってるから結構世間の評価低そうなのが残念。ただ、物語がテンプレ感強いのと強くなったら突然顔が変わる主人公が安っぽいのがうーんって感じ。
主人公だけ強くなるっていう設定が今後どう活かされるのか謎なので2期も見てみようかと思う。
『魔法少女にあこがれて』
★★★★
もうめちゃくちゃぶっ飛んだアニメだった。だけど話が結構面白いのが良い。序盤は構成が朝の女児向けみたいな構成を意識してやってた感じ。女児向けっぽいけどエロっていうギャップが出ててよかった。
エロのバラエティーも多くていろんな性癖カバーしてるのがなんか面白い。でも終盤のエロ描写は少々もの足りなかった。
中盤以降はエロだけじゃなくてストーリーもよかった。マジアアズールの成長する姿（と性に目覚める描写）をしっかり描くことでエロがさらに引き立つ感じ大好き。
主人公のうてなの和泉風花の演技がとても良かった。ED主題歌の歌詞が良すぎる。今期のEDで一番好き。
『ゆびさきと恋々』
★★★★★
今期アニメで特に気に入った。漫画買った。
2期はやらなさそうな終わり方をしていたけど、結構今期アニメのダークホース的な人気あったと思うし2期あってほしいなと思う。
絵の色使いが好み。デフォルメになった時のキャラがみんなかわいい。恋愛ものはなんで好きになったのかが納得できないことがよくあるけどこの作品は好きになった理由とそのキャラの背景が合致してて納得。
桜志とエマ、心あたりここから！って感じが凄かったから続きやってみんな幸せになってほしい。
聖地が結構全国各地に散らばっているのびっくりした。
『ダンジョン飯』
★★★★★
今期アニメの中でもかなり好き。だんだんハマって後半は一番見るの楽しみにして他作品だったかも。連続2クールだと思ってなかったのでうれしい。
このアニメは、ご飯を食べてるときに見てたけど11話はご飯食べながら見るべき内容ではなかった…。けどそんな11話がこのアニメの中でも神回だった。
ダンジョン内でモンスターを倒して食べるという自給自足を行うっていうだけども楽しいけど、センシの語るダンジョンの生命の循環みたいな話とかはこの作品が単なるグルメものではない、食育っぽい雰囲気があったり。11話の衝撃と古代魔術を使った蘇生の恐ろしさはこの循環から外れた話だったからっていうのもあるかも。
あと、序盤でパーティーメンバーが脱退したり、探索中もお互いの主義や好みやらで言い争いがしょっちゅう起こったりするのが生々しさがあっていい。マルシルの髪型がコロコロ変わっててお洒落でかわいい。
『メタリックルージュ』
★
正直、話についてこれてなかった。来訪者とか簒奪者とか見ていいたら急に出てきた印象。中盤から色んなキャラ出てくるけどあんまり活躍しないで終わったけど気のせいか。絵がもっと動いたり良いキャラがいたりしたら話も理解しようと頑張れるけどそこまで興味惹かれるないようじゃなかった。
話はSFによくあるロボットの意思とか自由みたいなよくあるやつだった。1クールならもっとシンプルにしてキャラ減らしてほしかった。
ルジュとナオミのバディ感はリコリコみたいで好きだったし、ナオミの正体は？みたいな展開もいい感じだったけど、2人でなにかストーリーが展開する感じじゃなかったのが残念。あと戦闘でロボみたいなのになるとルジュのいいビジュアルが活きないのも残念。
『姫様“拷問”の時間です』
★★★★★
こういう優しくて笑いありのゆるーい雰囲気のアニメが好きなんだけど最近は案外少ない。なろう系が増えたからなのかな？
拷問っていう強めの言葉の入ったタイトルだったのでここまで日常系な雰囲気だとは思わなかった。原作もアプリでタイトルは見たことあるけどなんとなく避けてたのが今となっては勿体ない。
テンプレな流れが結構決まってて見やすいからご飯食べながら見るのに良い(ご飯系の拷問も多いし)。でも絵も綺麗でそんなに動くの！って驚くぐらい動く。
姫が子供っぽくなったりお姉ちゃんっぽくなったりするのが見てて可愛かった。屈するのかよ！っていうテンプレも面白かった。
1番好きなのは8話の夜のコンビニの話。すごい心がほっこりする。このアニメは結構感情を揺さぶる演出が上手だと思う。
『魔女と野獣』
★★
今期貴重なダークファンタジー枠。
ギドの性格が好みじゃなく、うるさい感じが苦手だったが、意外と賢い一面があったり、後半は怒り以外の感情が出てきたりと最後はそんな苦手な感じなくなった。
アシャフはかっこいいけどアニメ中でアシャフについての話がなく謎が多い人物みたいに終わったのが残念。
ストーリーはギドとアシャフが出てこない4、5話のアンデットの話のほうが面白かった。話の内容も良かったが、ギド、アシャフに比べて親しみやすいキャラだったのが良かった。
『望まぬ不死の冒険者』
★★
主人公がアンデッドとなりそこから進化をしていくという話の流れは面白い。全体的なクオリティも高くて良い感じかなと思ってたけど、中盤から段々クオリティが下がってきてストーリーも緊張感がなくてダラダラとした印象。魔物になって人間にバレないかみたいなスリルな展開がもっと欲しかった。
説明のための会話が多くてなんだかなという感じ。ハーレム展開も若干あったけど不必要だと思った。
『弱キャラ友崎くん 2nd STAGE』
★
2期は友崎自身の成長というより周りの成長を通して自身も成長するみたいな感じだった。友崎が日南に教えられてきたことをベースに自身のやり方で周りを助けるというのが友崎の成長ぶりを感じるし、ストーリーとして飽きのこない作りにしてた気がする。
ただ、モブのクラスメイトがあまりにも記号的すぎるのが気になった。いじめの話が少しリアルなつくりだったので尚更気になる。
演劇の話は劇の内容と話の結末をリンクさせるのは面白いと思うが、オリジナルの脚本についての話の細かな説明がくどいと感じた。
え？友崎って菊池さん好きだったの？って最終話を見てて思ってしまった。
日南の人生をゲーム攻略みたいにするために他人を道具みたいに扱ってる感は気持ちが悪いと思った。
原作未読なので先の展開はわからないが、3期があったら日南の内面に切り込む感じなのかなと感じる展開だった。
『ぽんのみち』
★
1話見た感じからして中身のない日常系だとわかったので内容の良し悪しは割り切って見たが、ここまで麻雀しないのかと驚いた。麻雀したと思ったら雀卓でスマホで麻雀し始めて流石に笑った。
パロネタをこれでもかとやる回と全くやらない回があったり、回によってテンポ感が違うなーと感じることがあり、マンネリ感はそこまで感じずに最終話まで見れたのは良かった。
OPがやけに耳に残るなー誰が書いたんだろうと思って調べたらAimerの残響散歌を作曲した飛内将大でびっくりした。公式YouTubeがOPの30分耐久上げてて（しかもアニメ尺版は上げてない）狂ってた。
『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』
★★★★
問題解決の方法と展開は単調でもうひと捻りが欲しかった感じはあるが、それ以上にアイビーの成長を感じられる展開や素敵な出会いのある優しい物語が良かった。
最終話は1話のアイビーとの出会いを言葉の話せないスライム目線で描かれており、セリフがないのにきれいな絵と動き、音に魅せられた。
原作の改変が話題になっていたが、原作を知らないで見た自分的には、この改変は全然ありだと思った。
『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』
★★
悪役令嬢ものだけどかなり少女漫画感が強い気がする。序盤はループ7回目の利を生かした立ち回りと、強気で活動的な性格で殿下を翻弄するさまが面白かった。中盤からは殿下にキュンとする描写みたいなのが増えてきて没個性化してる気がした。なんかこの作品には強い女性の物語を求めてたのかもしれない。
話としてはかなり序盤で終わった感じであまり最終話っていう感じでもなかった印象。
髪の独特なテカり具合があんまり好きじゃなかった以外は絵は安定していたと思う。
『明治撃剣-1874-』
★★
リアルっぽく描かれたファンタジー時代劇。歴史に疎いのでどこまで史実なのかが分からず、これを海外勢に見せるのは怖いなと思った。
最後は分かりやすく熱い展開で良かったが、中盤までは盛り上がりに欠ける内容で勿体無い。
許嫁を探すために奮闘するという物語だが、許嫁との再会シーンや殺されてしまうシーンの盛り上がりに欠けた演出だったのが勿体ない。
折笠静馬と修羅神狂死郎がダブル主人公的な感じっぽいし最終話はそういう構図なら熱い戦いなのに、基本的に折笠目線で話が進むのでダブル主人公感がなくてそこもなんか勿体無いと思った。
つむぎ秋田アニメLabというアニメーション制作会社が制作だったが派手さはないけど綺麗にまとまったアニメになっていたと思うので今後に期待。
『僕の心のヤバイやつ 第2期』
★★★★★
毎話最終話みたいな終わり方で青春ってこんな感じだったかもなって思うアニメ。
市川が少しずつ変わっていくのが良い。他アニメだと成長を描くのに急に覚醒したりするけど市川は毎話毎話少しずつ変わってきてる感じ。
山田の市川との恋で感情が揺さぶられる中で子供っぽさと大人っぽさが混在している感じが好き。
関根萌子がすごい可愛かった。満更でもなさそう反応するときが一番良い。
『MONSTERS 一百三情飛龍侍極』
★★★
ワンピース原作者、尾田栄一郎の短編漫画のアニメ化。ワンピースは1巻だけ読んで見ていないからわからないが、主人公の侍はワンピースに登場するキャラクターなのか？
短編ということでストーリーはシンプルだった。25分でうまくまとまっており満足度は高い。
戦闘時に黒白の墨絵っぽい絵柄になるところがかっこよかった。ただ、戦闘のテンポ感が悪くなった感じがあったのでなんか惜しい気もした。
世界観は西部劇っぽいが主人公は侍で浮いて見える感じは面白かったが絵柄や色使いでうまいことそこの面白さを表現してほしかった気がする。
『道産子ギャルはなまらめんこい』
（6話まで）
道民としてなんか安易な北海道感を出しているのが気に入らなかった。
ほかにも全体的にオタクならこれでいいんだべという安直な展開が気になってみるのをやめてしまった。オーイシのOPも残念。
『最強タンクの迷宮攻略～体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される～』
（7話途中まで）
タイトルとPVの時点で作品のクオリティに期待はしてなかったけど、結構テンポが良くて見やすくはあった。
ただダンジョン探索があっさりしすぎててそこをちゃんと描けばなあと思ってしまった。
『愚かな天使は悪魔と踊る』
（8話途中まで）
思ったよりがっつりコメディな作風だった。コメディはギャグの好みが合わないとダメだな。
絵が結構動いてキャラもインパクトあって良かった。でもすぐ頬赤らめすぎで表情に飽きる。
『名湯『異世界の湯』開拓記 ～アラフォー温泉マニアの転生先は、のんびり温泉天国でした～』
（6話まで）
最近あまり見かけなくなったショートアニメ。もっとエロに振り切ってるのかと思ったけどそんな感じではなかった。
主人公がうざいのが気になった。
『ぶっちぎり?!』
（3話まで）
ヤンキーものがあまり得意じゃないっぽい。あとギャグのノリが合わなかった。女性向けっぽい作品。
『百妖譜』
（4話まで）
3～4話は結構面白かった。でもなぜか惹かれる感じがしなかった。妖怪の病を治す女医がよくわからないのが良くなかったのか、中国アニメの独特な癖みたいなのが合わなかったのか。
『佐々木とピーちゃん』
（8話まで）
異世界、魔法、異能力とかいろいろな要素があってそれがうまいこと絡み合えば面白かったのだろうけど取っ散らかったまま話が進んでた印象。
佐々木さんの隣に住んでる女子高校生が裏があって気になるけどなかなかその話が始まらなくて脱落してしまった。
佐々木さんが終始まじめで会話が多いと退屈してくるのが残念。