友だち以上
恋人未満
もしかして、恋人
いえいえ、お茶のみ友だち
みたいな
恋愛関係の話
いわゆる「恋ばな」について記そうと思う。
とはいえ、中高年からシニア世代の恋ばなですので、恐縮ですが・・・
オラの知り合いに、4年ほど前に夫を亡くしたという60代後半の女性がいる。
時おりその方とお会いするのだが、それはそれは明るく陽気、サバサバしててファンキーな面もありつつ、 どこか上品さも
頭脳明晰でユーモアもあり、まさに“陽キャラ”さんの代表という感じのオバちゃまなんである。
あるとき、その方が「波動をみてもらったら、波動的にブロックがあるって言われたの」と、まさにオラが食いつきそうなスピネタを唐突にふってきたのだ
波動(周波数)にブロック!!??
え?
こんな太陽のように明るく元気なこの女性に??
つうか、この方、波動とか興味あったんだ!!??
等々、オラの脳内、一挙に高ぶる
本人もオラも、不思議だね~
なんでブロックあるんだろうね~
などと、不思議あって、その場はおさま・・・るわけもなく
その波動のヤツ、私もやってみたい!! 高まりすぎてもはや荒ぶるオラ
「まぁまぁ、どうどう」と、なだめすかされその場はおさまったのだった。
先日、久しぶりにその女性と会ったのだが
昨日、推しのコンサートで東京へ行っていきた!
松濤で買い物してきた!
等々、相変わらず元気元気
なんでも、ご主人がご存命の頃は、一緒にコンサートにも行っていたらしい。
旅行も、映画も、ドライブも、子どものいない夫婦だったので、「その分、たくさん思い出を作ろうね!」と、一緒にいろいろ楽しんでいたんだそうだ。
ご主人は上場企業に勤めていた方で、亡きあとは多額の財産が遺されており、彼女は何不自由のないリッチな生活を送っている。
ひとりでどこへでも行けるし、興味をもったことには何でもチャレンジもしている。
彼女自身まだ現役で仕事もしている。
だが
ひとり、もしくは女性同士であちこち出かけて、どんな美味しいものを食べ、素敵な景色をみて、遊び歩いても、買い物しても、何をしても、やはり男性と一緒にいる感覚とは違う、と。
男性にはやはり男性の良さがあって、それは女性では醸し出せないものだと。
つまり、彼女はそれを失ったわけである。
もともと未婚のままでいたら、この喪失感はなかったと思う、と。
なるほどなぁ。
うんうん。
わかる気がする。
これ、塞翁が馬ってヤツだよなぁ。
結婚して幸せをつかんだことが原因で、今度は喪失感を・・・おそらく、それが波動のブロックなんだろなと、腑に落ちた。
中高年からシニア世代は、配偶者にちょこっと早く先立たれるケースもよくある話。
それで、こういう喪失感があるから、シニア世代のお見合いパーティとか需要があるんだろうなと思った。
べつに、今さらギラギラの大恋愛がしたいわけでもなく、ただ、ぽっかり空いた喪失感
女子は、女ともだちにはない、男性の良さ
男子は、男友だちにはない、女性の良さ、ってものを必要とするのだろうと思う。
余談だが
一方で
世代を問わず
大恋愛が破局して、「あの素晴らしい愛をもう一度!」的に異性を求めるケースもあると思う。
あの、甘美で世界がバラ色にそまっていた日々アゲインみたいな
結果は一緒だが、「あの素晴らしい愛をもう一度!」的な欲求からくる場合は、依存症になりかねぬ感じもする。恋愛依存症だ。
どのみち、心の穴埋めが必要には違いない。
じゃ、どうする??
どうしたら穴埋めできる??
つづく