昨日の豆まき大会は、ご町内にある日蓮宗のお寺で行われた。
豆まきの前に、お上人の方々のお経を唱える儀式があるというので、眠くなったらどーしよーと案じていたオラ。
だが
そんなうわっついた心配など こうしてくれるわーーーくわーーっつ!!!
的な激しい念仏に、おそれおののく
お経っていうより、魚河岸のセリっていうか、高校球児がかけあう声っていうか、岸和田だんじり祭り(行ったことないけど)っていうか…とにかく猛々しい。
なんだか、平素のんべんだらりんと暮らしている己の たるんだ心身やら不甲斐なさ的なものやらを戒められている気がしてならず…
明らかにそれらは、オラに欠けているものであり
気迫とか真剣さとか、その他もろもろ…
そんなわけで
いかに自分が副交感神経のみで生きていたのかがわかった気がした。
もうちょっと交感神経も使って生きていかないとな
と、身に染みて思わされた衝撃の念仏体験となった。
合掌。
その後、さらに祈祷タイムが延々続き…
「これも修行!」と、しびれくる脚を何度もくみかえつつ耐えていると
やっとこさゴールデンタイムに突入
豆まきスタート直前
「おしょうにーん!こっちこっちー!!」
と、若い声でアピールする義母。気合十分である。
今や交感神経オンになったオラも、両手をふってアピってみる。
しかし
考えてみたら、大黒柱の影というポジションにいるオラ
どんなに手を伸ばしたところで、豆およびその他のお菓子やらをゲットすることは至難の業で、隣の人がとりこぼしたものをハイエナのごとく拾いあげる。という作戦でいくしかなかった。
ほぼ豆もなくなり、狂喜乱舞した衆生のテンションも徐々に落ち着いてくると、なおさら我が収穫の乏しさがわびしくなってきた。
ちっ
これっぽちか…
あぁ~あ
すっかり諦め、落胆してうつむくオラ。
の胸元に
ガーーッ
勢い何かがぶつかってきた。
うぉっ
緑のたぬき(小さいやつ)じゃないかーーー!!!
やった
やったーー
義母のラ王には負けるけど、オラもカップ麺がゲットできたことに喜びひとしお
これにて豆まき大会はつつがなく終了。
と、思っていたら
「小さいカップ麺をゲットした方で、裏に何か書いてある方はいますか?」
と、お上人。
え!?
こ、これでしょうか??
するってーと
「7名の方々だけに、裏に書かれたお品を特別プレゼントいたしますので、祭壇前に出てきてくださーい」
と、お上人。
え!?
ってことはオラ 神セブン?? いや、仏セブンか??
(ちなみに、80名くらいの人たちがおりました)
思わぬ展開に浮足立ちつつ前に出ていくと、祭壇にお供えされていたお菓子をいただいたのであった。
中身は、天照大神をイメージさせるような「太陽の輝き」という名のおせんべいであった。
ありがたや