真夜中に

寒いねってメールすると

そうだねって返ってくる

それだけで癒やされる孤独もある

山のあなたの

空のとおくを夢見ても

所詮そこには幻しか住んでないんだと

もう散々よく分かったから

今はただ

この手のひらにある

ほんの小さな幸せのカケラを

握りつぶさないように

そっと 

そおっと見つめて

温かさを感じていよう

ありがとう

おやすみ

また明日ね






四方は壁に閉ざされている
おまけに暗闇
出口はどこにもない

手探りでスキマを見つけても
月明りさえ入ってこない

何のために歩いてきたのか
こんな所に来るためだったのか
悔やんでも遅かった

あきらめて
しゃがみこんで
もう終わりだと観念してた
涙も出やしなかった

そんな時

足元に
種を感じたんだ

「あなたはまだ終わりじゃない」

それは本当に小さな種で
あまりにも小さくて気付かなかったけど
確かにそこにあった

凹んだままの自分は嫌だ
朽ちて行くのは耐えられない
それが私の誇り!

勇気の炎がともった

立ち上がることさえ息苦しい
凍てつく壁の中
見てろよ
きっと越えてやると拳をにぎる

赤い種を胸に
虎視眈々と春を狙う