「障害がある」と「障害がない」の違いを考える。
その境界線を考える。
障害があると「迷惑をかける」と言う。
でも、ならば、
誰にも迷惑をかけず誰の世話にもならずに生きてる人間が
はたして居るだろうか?
無人島で孤独に生きてるんじゃない限り、
誰かが作った何かの上に「乗っかって」生きてないか?

「病気」と「病気じゃない」の境目を考える。
上の血圧が130を越えたら要注意、みたいな、それって結局は、
誰かが考えた、誰かにとって都合のいい、
扱いやすい数字ってだけじゃないの?
本人にとっては辛い症状でも数字で現されなければ
「病気と『評価』されない」=病気と扱われない。
でも「人の作った」基準は完璧じゃないよね、
「人」が「作った」んだから。

「赤」と「青」の間には「紫」があるけれど、
どこまでが「赤」で、どこまでが「紫」なのか、その境界線を考える。
「赤」に、ちょっとでも「青」が混じっていたら、
それは「限りなく赤に近い紫」であって「赤ではない」と扱われる。
でも「純粋な赤」に、いったい何の価値が有るんだろうか?