先日、介護保険の認定調査がありました。

介護保険を使って様々な介護サービス(福祉用具レンタルやヘルパー派遣)を受けるには、要介護度の認定を受けなければいけません。

要介護度というのは「どのくらい介護が必要か」を数値としてあらわしたものです。それを認定員が本人に直接会ってチェックします。

要介護度は通常1年で更新になりますが、
3ヶ月から24ヶ月の間で市町村が有効期間を定められます。
カツの場合は2年に1回の更新です。

要介護認定は介護サービスの給付額に結びつくことから、
その基準については全国一律に客観的に定められているそうで、
チェックはフォーマットに従って質問形式で行われます。
介護が必要となった原因(病気や事故、または加齢)とは関係なく全て一律です。

「今日は何月何日ですか?」
「お名前は?」
「ここはどこですか?」から始まって、

「自分で食事が出来ますか?」
「着替えはどうしてますか?」
「トイレは?」とか、

「手はどのくらい挙りますか?」
「足はどこまで動きますか?」
「どのくらい立てますか?」と続きます。

それから最後に(たいていの場合は本人に聞こえないように家族に)
「奇声を発することはありますか?」などと聞かれます。


カツはこの質問が大好きで(皮肉で)、
いつも「はい」と答えろと言います。
そして「でも病気をする前からですけどね(笑)」と
付け加えるのです。


おバカさん!!!



この認定調査結果と主治医意見書の両方から、
介護にかかる時間(要介護認定基準時間)のランクが決まり、
その後さらに介護認定審査会で審査があって、
1ヶ月くらいかかって要介護度と認定有効期間が最終的に判定されます。


もっと詳しく知りたい方はコチラ↓↓をご覧下さい。

「介護保険制度における要介護認定の仕組み」
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/kentou/15kourei/sankou3.html



ちなみに、私が最近プールに行けるようになったのは、
重度訪問介護のヘルパーさんに来てもらえるようになったからなんですが、
これは介護保険ではなく「障害者総合支援の障害福祉サービス」に依るものです。

こちらも介護保険と同じく認定調査が必要になります。
ちょっと、笑えるくらい似てます。
でも、この制度があるから助かってるので、笑っちゃ駄目です。


障害者総合支援法における「障害支援区分」(旧・障害程度区分)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/1_17.pdf