現在カツが通っているリハビリ病院に私達が巡り会ったのは、
ITB手術後の3つ目の転院先としてだった。
ITB手術をした病院でもリハビリはあったのだけれど、
そこは大学病院で、術後のリハビリ通院が無い事は事前に知っていたので、
転院先のリハビリ病院を随分と無理を言って探してもらった。
ちょうど5年前の話だ。
初めての診察でリハビリ病院の院長先生に、
「リハビリの目的は何ですか?」と尋ねられて、カツは、
「歩行訓練をしたい。」と答えていた。
院長先生は、かなり困った表情で、
「どこまでお手伝い出来るか、僕には正直、お答え出来なくて申し訳ない。」
と言われた事を、今でもよく覚えている。真摯な方だと直感した。
「でも、出来る限りやってみましょう、頑張りましょう。」
とも言って下さった。本当に嬉しかった。
あの時、院長先生は、本当はとても困ったなあ、と思われていたと思う。
見るからにまだ若いカツと私。それなのにかなり重度の障害。
医師の立場からしてみれば明らかに
「未来永劫、歩行は困難」と思われたに違いない。
それでも「挑戦してみましょう。」と言って下さったのは、もちろん院長先生の、
リハビリに対する深いお考えがあったからだろうと想像するのだけれど、
少なからずともそこに私達の熱意があったからではないか?という自負はある。
脳血管障害のリハビリに関する社会環境は、現在の所、
あまり芳しくないのが実情だ。
何も働きかけをしなければリハビリ期間は6ヶ月程度で終了になる。
もちろん、その与えられた期間で、
かなりの機能を回復される方も大勢いらっしゃるとは思うのだけれど、
そうではない場合も多い。
また、日常生活に不自由はないけれど、
やはり健常者とのギャップに苦しんでいらっしゃる方も、
かなり多い様に感じている。
そういった方達に対してのケアが、
現在の医療制度ではあまりに少な過ぎるのではないかと、
私は思っている。
医師から「もう、これ以上の回復は見込めません。」と告げられて、
ガックリと肩を落とし「ああ、もう駄目なのか。」とうなだれてしまう方々の、
何と多い事か!!
だから私は、敢えて言いたい。
病院の、医師の、療法士の言葉を、
鵜呑みにしてはいけない、と。
そして、また、
「治してくれない!」と、
彼らを恨んではいけない、と。
リハビリテーションという言葉をインターネットで調べると、
こんな風に書いてあった。
語源はラテン語で、
re(再び)+ habilis(適した)
すなわち「再び適した状態になること」
「本来あるべき状態への回復」などの意味を持つ。
リハビリは、人生と同じ。
誰かに与えてもらうもんじゃない。
自分達の人生なのだから、
自分で切り開かなくて、どうする!と思う。
その為にだったら私は喜んで「モンスター」にでもなるだろう。
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