眠れない夜のあなたは、
お腹がすいたりはしませんか?

もしかしたら、実際には食べられなくても、
何かを食べたいと、思ったりはしていませんか?



私の相棒のカツはね、
少し前までは、口から食事が出来なかった。
鼻から管を通して栄養成分の液体を胃に流していましたが、
毎晩の様に「牛丼」の夢を見たそうです。

牛丼を喰ったら、スタスタと歩ける、そんな、
夢の様な夢を見たそうです。

隣の病室の奥さんに、カツの夢の話をしたら、
まあ~! ウチの主人と同じね~!!
と、苦笑された事を思い出しましたよ。

そのご主人は、鴨南蛮が食べたかったそうです。



何かを食べたい!と思う気持は、
ただ単に、空腹だから、とかいう単純な理由だけではなく、
もしかしたら、心を満たしたいからだったりするのかもしれません。

そう言えば世の中には、過食症とか拒食症とかと呼ばれる、
そういう病気の方もいらっしゃるみたいで、
その方々には本当に申し訳ないとは思うのですが、
それでも私は、食べる、とか、食べない、とかを自分で選べる人は、
羨ましい!と思ってしまうのです。



食べる事は、生きる事です。



もしも、あなたが、その一口を飲み込む勇気が無いのなら、
どうか思い出して欲しいのです。

飲み込みたくても、その機能にダメージを受けて、
ただ一口を飲み込む為だけに懸命に、小さな努力を重ねている人達の事を。
そしてどうか無駄にしないで下さい、
あなたが今、持っている「生きる力」を。



私の今夜の夜食は、夕飯の残り、サバの唐揚げで、
しかも近所のスーパーで買った総菜だけど、

本当は、白身魚のカルパッチョとチーズの盛り合わせ、
それから大好きな赤ワイン、
な~んてをオーダーしたい所だけど、

それはまあ、いつかの楽しみにとっておこうねと、
言い聞かせている今夜です。