そろばんの先生になって、25年が経ちました
これまで本当にたくさんの子どもたち、そして保護者の皆さまと出会ってきました
教室を始めた頃は、毎日が必死でした
「どうすれば、もっと良い教室になるだろう」
その一心で、全国各地のそろばん研修会へ足を運び、学び続けてきました
25年という年月を重ねた今、
ようやく私が理想としてきたそろばん教室の環境が、少しずつ形になってきたと感じています
私の目指す教室は、
昔の寺子屋のような場所です
読み、書き、そろばん。
教室には本があり、
時には文字を書く時間を取り、
そして、そろばんを静かに、集中して弾く時間があります
派手さはありませんが、
子どもたちが「学ぶ姿勢」を自然と身につけていく空間です
このそろばん教室に通っている時間、
子どもたちには、たくさんの力が育っています
その力は、すぐに点数や結果として見えるものではありません。
けれど、確実に、少しずつ、
それぞれの子どもの中に積み重なっていきます。
そしてある日、
学校生活や日常の中で、
「ここで学んだ力」が、ふと顔を出す瞬間がやってきます。
その力がどんなものなのか――
それについては、また次のブログでお話ししたいと思います



