日曜日の夜、少々遅くなってしまったので夕食を食べて帰ることに
常々思うことですが、こんなときにホカ弁やコンビニ弁当が
買えないというのは不便です
行ったお店はBrooklineのHarvard Street沿いにある
『TAAM CHINA』という中華料理レストラン。
気になりつつ行ったことがなかったお店の一つです。
大衆食堂的かと勝手にイメージしておりましたが、
あまり広くはないけれど、普通に綺麗なレストランでした
何を注文しようか普段より悩んだ気がします
というのも、普通の中華料理屋さんに比べると少々メニューが
少ない気がする
そして中華料理屋さんでは漢字と英語表記があるお店がほとんどですが、こちら英語表記のみ。
なんとなく日本人なので漢字メニューがあったほうがイメージが掴みやすい。
娘はチャーハンが食べたいと言っていたので
とりあへずFried Rice(チャーハン)を注文。
店員さん『チキンとビーフ(中の具)どちらにする?』
主人 『エビはないの?』
店員さん『・・・・・(小声で)ここはKosher(コーシャ)のレストランよ』
私はなんとな~くは知っていました。なんとな~く・・・です。
Kosher(コーシャ)とはユダヤ教の清浄食品の意味
という程度のことは・・・
ちなみに主人は聞きなれない言葉に
『広州(こうしゅう)料理はエビ食べないんだ~』
と思っていたらしい
ま、コーシャとコウシュウ、似ているけどね・・・
KOSHERとはお肉に関しては
『生きているうちに殺して血を注意深く出すなどの手順で食用とされる』ものらしい。
(野獣に殺されたり、狩人が狩った獲物、自然に死んだ動物の肉は駄目)
牛・鶏・羊などはその手順で食用とされたものはOKで、
それ以外は色々と食べてよい動物と駄目なものがあるようです。
(結構その戒律は複雑です・・・私には・・・)
ちなみに豚肉はいかなる場合も食べてはいけない。
イスラム教と同じですね。
そして
『貝類・甲殻類はいついかなる場合も禁じられる』らしい・・・
そりゃ、エビないか聞いたらお店の人もびっくりだよね
(まわりは多分ほとんどユダヤ教徒のお客さんだし)
なるほど、シーフードメニューが少ないので
メニューも他の中華料理屋さんより少なかったんだ
てっきりエビは数多くて清浄作業が大変だからかと
思っていたけど(←おバカさん?)戒律で決まっていたんだ(^^:)
ちなみに『ヒレとウロコがあるもの』はOKのようです。
そんなわけで魚料理はありました
↓HOT&SOUR SOUP
こちらは残念ながら残念でした・・・
↓奥・チャーハン 結構薄味
手前・正式名称忘れた・・・豆(^^:) 塩味で結構美味しい!
↓子牛のジンジャーソース炒め(そんな感じの名前)
お肉柔らかい♪
そう言われて気づいたけれど、中華料理屋さんなのにアジア系のお客さんが全くおらずユダヤ教徒の方ばかり。
普通だと中華料理屋さんはアジア率は高いのに
(ユダヤ教徒の宗教度が高いと思われる男性は小さな帽子(お皿?)のような飾り(キッパと言うらしい)を頭につけているので見ただけで分かる。付けていない方もいます。)
そういえば、この近辺、KOSHERと書かれたレストランが数件あるのは知っていたし、このお店の向かいもKOSHERの食料品店と思われます。
近くには『イスラエル書店』なんてあって、どういう本屋さんなんだろうと思っていたけれどユダヤ教徒の方が多く住んでいる地域だったんですね
アメリカではよくお見かけするユダヤ教徒の方ですが
信仰度合いによって服装も様々。
信仰度が特に高い方の服装を初めてを見たときは
結構衝撃を受けました
男性は黒い帽子に黒いコート、髭を蓄え、みんな同じような格好(に見える・・・)小さな子供も頭に飾りを付けており、女性も昔の人?みたいな不思議な格好をしておりました。
ちなみに友人ジュリアン(注※日本人)は初めて
ユダヤ教徒の子供達がその帽子のような飾り・キッパを付けているのを見て宗教上のものとは知らず
『かわいい~超お洒落~
』と思ったそうです(^^:)
(大人を見てから『あれ・・・?なんかお洒落と違うぞ』と思ったらしい。)
宗教自体に興味はありませんが、
その習慣はとても興味深いものです。
胃袋の満足度は置いておいて
なんとなく勉強になったディナーでした
最後にこのレストランのお薦めポイントですが、
注文してから3分程度(それ以下のものもアリ・・・)で料理が出てくる
中華は比較的注文を受けてから出てくるまでの時間は短いですが
ここの早さはびっくりでした
KOSHERのチャイナが食べたくなったら(なるかな(^^;)?)
行ってみてください