大学のとき、バイトでバーテンをやっていた。

教習所で出会ったスナックで働いてる女の子に紹介されて。
オーナーはスナックとバーを両方経営してるいる40歳くらいのママ。ママはスナックメイン。

今までバーは閉めていたらしく酒のサの字も知らない未成年のおれをいきなり店長に任命した。
ここに酒のレシピだいたい書いてあるから適当にやって。値段も自分で決めて好きなようにやっていいから。
給料も売上から自分で抜いていいし、定休日も自分で決めて。

なんて適当な店だ。最初に五万を渡され、ふやしてよドキドキって優しく手を握られたぬくもりは今でも覚えてる。

まず、酒をおぼえなきゃいけない。最初は店を閉じかなりまじで勉強した。
シェイカーを振る鏡にうつった自分。意外とかっこいいなんて思いながら。

看板の電気をつけ、いざ開店。
お通しは市販のキムチとウィンナー。1000円。

ドリンクはオール500円。

フードはなし。持ち込みOK。
完全、ぼったくりバーを経営したおれ


客なんてくるわけなかった。
暇すぎるし、友達を飲み放題2000円で呼んでいた。

おれも混ざってのんだ。酒も友達にセルフでやらした

そんな日々を繰り返し、もらった五万はおれの給料に変わった。

おれはママにこの店自分じゃやっていけませんっていった。
ママはりょうちゃんというおっさんを助っ人として副店長としていれてくれた。


次回 りょうちゃん暴走