合成界面活性剤はなぜ化粧品に入っているのか

 

まず界面活性剤は、簡単にいうと「水」と「油」のように、本来は混ざり合わない物を混ぜ合わせるために使うものです。

界面活性剤の働きをするものに「レシチン」「サポニン」「リン脂質」「ペプチド」など天然のものがあり、化粧品でいうクリームなどを作る際に使われます。

また、メイク落としにも使われていますが、「崩れない」事が求められ、進化を続ける今のメイクを落とすには、自然界の界面活性剤では洗浄力が足りないため、進化した【合成界面活性剤】を使用するようになりました。これにより、格段に洗浄力がUPした訳です。

 

合成界面活性剤はなぜ、お肌によくないのか

 

お肌には外からの刺激から肌をまもり、異物の侵入を防ぐため、「皮脂膜」と「角質層」が【バリア機能】を果たしています。
このバリア機能が破壊されると、お肌が乾燥し、敏感になり、様々な肌トラブルの原因になってしまいます。
そんな大事な肌バリアを「ゆるめて、溶かし出してしまう」性質が強いため、合成界面活性剤はお肌によくないと言われています。

 

合成界面活性剤の入った化粧品を使い続けると・・・

 

お肌のバリア機能を壊し続けることで、慢性的な乾燥・敏感肌になるだけでなく、ガードが緩んだところから、化学物質(カラダにとっての異物)が吸収され、体内に取り込まれることにより、アレルギーを引き起こす可能性もあります。

 

▼全成分をチェック!!

※あくまで一例です。また、この成分が入っているからと言って【悪】という訳ではありません。

・(C10-C12)パレス~
・アルキル~
・イソステアリン酸PEG-4
・オクトキシノール~
・オレイル硫酸TEA
・オレス~
・カルニチン
・ココイル加水分解~
・ココベタイン
・ジメチコンポリオールメチル 
・ジラウリン酸PEG~
・ステアリルベタイン 
・ステアリン酸TEA
・セチル硫酸Na 
・ヘキシルデシルリン酸アルギニン 
・ペンタオレイン酸ポリグリセリル~ 
等々

参照 http://www.slow-cosme.com/kaimen.html

 

1日崩れない、よれない!!

働く女性が増えて、化粧品の機能性も上がり【合成界面活性剤】の入ったメイク落としでなければ、すっぴんに戻れないのが現実だと思います。

どんなに合成界面活性剤が入っていない、肌にやさしいクレンジングを使っても、メイクの洗い残しがあれば、お肌は荒れてしまいます。

バリア機能を壊してしまうクレンジングだから、皮脂膜を保護するオイルをスキンケアにプラスする。あるいは、洗浄力の弱いクレンジングでも落ちるようなメイク用品に変えるなど、自身で続けやすいように工夫することが大事だと思います。

 

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