弟くん、3歳3ヶ月で、自閉症と診断されました。
スタンフォード大学の病院(Lucile Packard Children's Hospital Stanford)で。
続いて、先生から様々な提案がなされます。
まず、二つ処方箋を出されました。
1、Applied Behavior Analysis、ABAセラピー
応用行動分析と言います。言葉やコミュニケーションスキルを増やすことができ、学力や集中力、注意力、記憶力なども向上できます。また、問題行動を減らすこともできます。伸ばしたい行動は褒めたり、ごほうびをあげて伸ばし、好ましくない行動は無視するなどして減らします。長年の実績があり、カリフォルニアでは保険適応のセラピーです。まずは業者を探すように言われました。
2、スピーチセラピー
こちらも保険適応でセラピー受けられます。
3、公立のプリスクールで特別支援学級に入るためのサポート
専門医の診断より先に、IEPミーティングを終えていました。「自閉症の傾向が強いけれども、特別支援学級に入るほどではない」という判断をされ、承諾のサインをしていましたが、先生が診断した状況から、「この状況でサービスが受けられないのは全くもっておかしい」と一筆書いてもらうことができました。
4、ESPAの紹介
Early Support Program for Autism
病院の中にあるけれど、病院とは別の組織です。自閉症関連のサービスや勉強会、自助グループの紹介、親への教育、サービス提供者と親をつなぐ手助けなどをしています。
後に、右も左も分からない外国人の私たちが、サービスを受けられるようになるために導いてくれる存在となります。
通訳はつかないけれども紹介しますか?と聞かれ、夫は「もちろんやるよね?」と私に聞いてから「YES」と返事。
5、PRTを親子で学ぶトレーニング
PRT (Pivotal Response Training) とは ABAセラピーの手法を使う新しいセラピーの一種です。子供のモチベーションに重きをおいて、今まさに、その子が興味関心を持っているものを使って行う、手法です。主に言葉の発達に効果があります。
保険は聞かないかもしれないけど紹介しますか?と聞かれ、夫は「もちろんやるよね?」と私に聞いてから「YES」と返事。
6、遺伝子検査
保険が効かないことが多く、遺伝子検査で異常が見つかったとしても、やれることに代わりはないという説明。
まずは保険会社に検査をリクエストしてもらうことになりました。高額のため、保険が効けばやることになります。
先生からの提案は以上でした。
他に、自閉症について説明してあるプリントや、ABAセラピー、PRTのパンフレット、障害者と普通の子を一緒に預かるプリスクールのパンフレット、Autism Speaksの案内などをもらいました。