アメリカ主導軍は5月18日、6月6日、そして6月8日に
シリア南部のアル・タンフでシリア政府軍を攻撃、
アメリカ軍はそこへHIMARS(高機動ロケット砲システム)を
持ち込み、シリア政府軍を攻撃する能力を高めている。

 アメリカ軍はロシアとの関係修復が不可能な状況を
つくりたがっているということであり、
アメリカ軍はロシアとの戦争を勃発させかねない
非常に危険の状況をつくろうとしているようです。

 6月18日にはシリアの要衝、ラッカ近くでシリア政府軍の
Su-22戦闘爆撃機がアメリカ主導軍のF/A-18E戦闘機に
撃墜されており、そして、19日には米軍のF-15戦闘機が
ロシアの警告を無視し、シリア政府軍のドローンを撃墜した。

 ロシア政府はアメリカ主導軍によるシリア政府軍機の
撃墜を受け、ロシアとアメリカが偶発的な軍事衝突を
避けるために結んだ覚書を6月19日以降、
無効にすると発表しました。

 6月21日にはNATOのF-16戦闘機がロシアの国防相が
乗った航空機に近づいて威嚇、その戦闘機をロシア軍の
Su-27が追い払うという出来事があった。
国防相は会議に出席するため、カリーニングラードに
向かっていました。

 米国(軍事複合体)は、トランプを失脚させ、
ロシアとの関係を悪化させる可能性があります。
 ロシアゲート捜査もそのためです。

 万一、米ロの開戦となった場合(ないと思うが)、
日本は米国の要請により、
自衛隊がロシアと交戦することになりかねません。
 
 北方領土に基地を建設しているロシア軍が、
北海道を取りに来る可能性がないとは言い切れませんし、
北海道を取られたら自衛隊も手の出しようがありません。

  ロシアは北方領土は返す気などないし、
政治家や外務省には、そのような認識がないのか?
日本(安倍首相)はプーチンを甘く見すぎています。

 問題はNATOでしょう。

 現在、ドイツとフランスが中心になり、EU軍創設に動いており、
アメリカの欧州への対応次第では、EU軍が欧州の中心になり、
ロシア寄りの政策に転換する可能性があります。

 日本国民は海外の情勢が全く分からない状況であり、
マスコミ自体が情報のないガラパゴス化しているのかも。