「もう一度 電話して見ない? もしつながったら事情を説明して・・」
僕は彼女の言葉をさえぎった
「そうだね 僕も同じことを考えてた あれから1時間以上経ってるから誰か出るかも知れないしね」
そう話すと 僕はスマホの発信履歴を呼び出した
発信ボタンを押し しばらくスマホを耳に当てていたが やはりつながらなかった
「誰も出ないや ま 今日はもうおそいから 明日の朝 携帯電話の会社とか警察にでも問い合わせてみる」
「変な事件に巻き込まれないでよー」
「事件性は無いと思うんだけどなー」
「ポジティブに考えれば 知り合いのひとが通り掛かって乗せてってもらったのかも」
「それは めっちゃポジティブだね じゃあネガティブに考えるとやっぱり幽霊だったりして」
「やめてよ! それは考えないようにしてたのにぃ~」
彼女の言葉で再び永~い沈黙に入った
翌日 月曜日の朝
職場につくなり 取り敢えず携帯電話の会社に電話した
オペレーターに一部始終事情を説明したが個人情報については一切教えてくれなかった
当然といえば当然のことなのだろうが 更に 「その様な事は警察にご相談されてはいかがでしょうか?」的なアドバイスがあれば違ってたかも知れない しかし 無かったものだから この先もこの一件に関わってやろうという気
持ちが 僕からは失せていった
持ちが 僕からは失せていった
ただ (最後にもう一度掛けてみるか)・・
ズボンのポケットからスマホを取り出し発信履歴をスクロールした
(-_-) お掛けになった電話番号は電波の届かない場所に***
(なーにー? 場所 移動しちゃった? それとも電池切れ?)
ますます気持ちが萎えてしまった僕は 人として必要最小限のことはやっただろうと 自分に言い聞かせて
やっぱりタヌキにバカされたんだって思うことに決めた
やっぱりタヌキにバカされたんだって思うことに決めた
仕事を終え 家に帰り 一通りのルーティンを果たした僕は 彼女に朝の件の報告をしながら眠りについた
翌日 火曜日の昼
僕の携帯の着メロが鳴った