栃木県のさくら市ミュージアムにて山下清とその仲間たちの作品展が開かれていたので鑑賞に行ってきました
今日が最終日しかも日曜日とあって予想以上に人で溢れていました
山下清の作品は写真や本などで観聞きしただけで、実物を目にするのは初めてです
まずは清の貼り絵の本物を目にしてその作品の緻密さ、表現力の豊かさに驚かされました
ちぎりによる貼り絵の色紙は7色だか8色しかなかったようで、裏表の濃淡を巧みに利用し、絵の陰影を表現しています
また貼り絵を製作するにあったてその風景を記憶に留めていたようですが、細かなところまで丁寧に描写されています
ほかに油絵も残していたんですね~
清と学園生活を共にした3人の仲間の作品も展示されていました
貼り絵とクレパス画などですが、これがまた素晴らしかったです
10代初めから20歳前後にわたっての作品ですが、大変独創的・・・思わず見入ってしまします
山下清は12歳のとき、知的障害児養護施設「八幡学園」(市川市にあるそうです)に入所、そこで貼り絵への特性が開花し、18歳より放浪生活、時々戻っては記憶に留めた風景を貼り絵に残していったそうです
1971年、49歳の若さにて生涯を終えています
他の3人の学園での絵画仲間・・・・・原始芸術の風格を持った、沼祐一(1943年、18歳にて死去)、クレパス画の異才、石川謙二(1952年、26歳にて死去)、天才的天分の持ち主、野田重博(1945年、20歳にて死去)
この子たちの残した絵画を観て、あまりにも早かった人生の幕引きに思わず胸に込み上げてくるものがありました(涙)
また清と3人の仲間、そしてたくさんの他の障害児を引き受ける「八幡学園」の創設に尽力を尽くされた人々とそれを陰で支えた方々の大変な苦労も、絵画と平行して解説されていました
この障害児施設がなければ清をはじめその仲間たちも突出した才能を開花発揮させることはなかったでしょう
「八幡学園」の指導理念「踏むな 育てよ 水そそげ」の精神だそうです
今日はとってもこころが満たされ、有意義な一日でした
