ほんの少し前
何度も同じことをやらかす人に
激しく苛ついたときがありました。
何度も指摘して
直らないことに更に腹を立てて
口をきくことすら嫌になる。
あれれれれ
なんかおかしい。
瞬間湯沸かし器だった
昔だったらよくあったことだけど
今更、人に対してこんなに腹が立つなんて。
普段なら、
『自分の価値観を押し付けない』
『人はそれぞれ違う』
と思っているからそんな腹が立つこともない。
というか違う生き物なのだから
腹の立ちようが無かったりもする。
なのになぜここまで目くじらを立てるのか。
そんなときはまずは
ノートに1つずつ書き出してみる。
何が嫌で
なぜ腹が立って
結果どうして欲しかったのか
(どうして欲しかったが明確に出てこない人はまず自分軸を確立するところから始めるとよいです)
そして出てきたのは
●自分の言う事に従って欲しかった
●思い通りにことが進まないことが嫌
●理解していないのに理解したふりをされるのが嫌
●自分のほうが正しいことを相手が認めてない
●傷つけられた
●大切にされてない感がある
●認められていないバカにされている感じがする
要はコントロール欲求と支配欲と承認欲求。
元々支配欲とコントロールの塊だった私。
稀に疲れが溜まったり
感情のバランスが崩れたり
負の感情を盛大に浴びたとき
手放しが必要な何かが奥底から出てきたときなどは
まだまだそちらに傾いてしまうのだということが
痛いほど分かりました。
そもそも全てが思い通りにことが行くわけがない。
人の価値観はそれぞれだし、好き嫌いもバラバラなのに、自分の思う通りにすべて行くなんて、見方を変えれば相手の感情全否定。
事実は1つだけど、正義は人の数ほどあるのだから
私が正しいという排他的感覚がそもそも怖い。
立場が変われば、自分が言ったこと示したこと以外は認めないなどという姿勢は視野が狭すぎて恐怖である。
まさに独裁者。
もちろん、全てがそうだとは言えない環境の人もいることでしょう。
しかし、多くのことは自分を卑下するのではなく
自分にできることを考え、行動に移すことで変わっていくものです。
大切にされていないと感じるのなら
腹立てる前に相手を大切にして
大切にされる人間になる努力をすれば良い。
その相手に誠意が伝わることがなかったとしても
人を大切にすることができる人間は多くの人に愛されて
救済の手が差し伸べられる応援される人になりえることができるはずです。
(この人に認められたいこの人じゃなきゃダメ！も行き過ぎれば執着と固執になります)
相手も私が認めた行動と回答以外許されない。
言葉一つ違うだけでイラッとされつづけてたら
さぞかし息苦しかったことでしょう。
相手の立場になって、自分がされることを想像するとゾッとするのに
立場が変わると『正義』の名のもとに強要してしまう人多いです。
だって、これは別！
これは人として正しいから！
必要だから！
あなたのために言ってるだけなのに！
相手にばかり求めているから
苦しくなる。
相手が自分に従い
相手が自分の感情を慮り
相手が私を大切にする。
自分の価値観をまるっと相手に望むから辛くなる。
要らない欲をまずは探り出し、認め
そして手放してみる。
これから冬至に向けて
自分の中の掃除が必要なことがあふれ出してくる方も多いかもしれません。
既に混乱や疲弊、トラブルが続いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なにか予想外が続くときは自分への大切なメッセージ。
怒りや悲しみに支配されてしまわずに
冷静にここから何を学んで自分に必要なことを内観してみてください。
これから先に軽く過ごしていくために
必要なことが見えてくるかもしれません。
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Deusa（デウザ) 最上 あかり