
街は一面、茶色に覆われていた。
東日本大震災で大津波の直撃を受けた山田町を23日、
陸上自衛隊の輸送ヘリコプターに乗って上空から取材した。
高度約500メートル。
眼下に広がるのは、
穏やかな海と建物が根こそぎさらわれた陸地。
土とがれきの山と化した光景は、
津波の猛威をまざまざと見せつけていた。
山田湾には壊れた養殖施設で形成された孤島がぽつぽつと浮かぶ。
三陸特有の入り組んだ地形には、
流された船や木材がびっしりと詰まっていた。
同日は沼崎喜一町長らが同ヘリで上空から視察。
沼崎町長は「被害の甚大さを目の当たりにした。
何年かかっても希望を捨てずに頑張りたい」と言葉を絞り出した。
毎年、釣りで行っていた町がこんな風景になるとは。