取り合えず友達経由で、私が友達の旦那さんと連絡を取り、元旦那の条件に合うであろう場所を3ヶ所紹介してもらいました。
3ヶ所共比較的近所で、新しく団地として切り開いているところでした。
「土地が小さい」
と元旦那はぼやいていたけど、普通車が3台は余裕で停める事が出来る駐車スペース。
田舎だけど、立地の加減で1台しか車が停められない元義実家よりは大きかったし、生活するには十分すぎると思いました。
土地から探す事もあり、私は
「小さいって言うけど、十分すぎるよ」
と言ったけど、元旦那は欲も見栄も出てきてしまったのでしょう。
「こんなの小さいよ」
とずっと言っていました。
何度か考えを改めるように言ったけど、元旦那は元義父母から渋々でもOKが出た事で、更に聞く耳持たず…。
3ヶ所目に見た
“奥まってはいるけど広めの土地”
を元旦那が気に入り、そのまま契約まで事が運ぶ事になりました。
娘の幼稚園時代の友達はみんな小学校がバラバラになる事もあったので(同じ小学校になる子は1人でした)、私と娘は市が変わっても特に気にはならなかったけど、元旦那は市が変わる事を頑なに拒否。
その理由が
「市が変わったら、体育館でのジム費が発生する」
でした。
住んでいた市では、小さなトレーニングルームが併設されている体育館がいくつかあって、講習を受ければ無料で使用が出来たのです。
在住者はもちろん、在勤者もOKだったと思ったけど、元旦那は
「市は変わりたくない」
の一点張り。
私にしたら
“くだらない理由だなぁ”
とは思いました。
元義父母には一応逐一報告していたんだけど、ある日元義母が
「頭金の足しに」
といくらか援助してくれる事になりました。
…ありがたいし助かるけど…嫌だなぁ…
と思っていました。
元旦那は、
“少しでも出してもらえてラッキー♪”
だったけど…(-_-;)
そして
「きちんとそのお金が頭金として使われるか確認する」
との事で、契約の際には元義父母も同席。
そしてその日からやっぱり
【お金を出してあげた】
という事を盾にするようになりました。
お金に余裕がない事は事実だっただけに、これも後に夫婦喧嘩の種の1つになっていくのです。
家とは…
家族の絆や笑顔が増える場所、
1日の疲れが和らぐ場所、
人の出入りが絶えない場所、
大好きな雑貨等が溢れる場所…。
家やマンションの購入の際は、楽しく明るい夢や希望で溢れていると思います。
でもやっぱり、購入した事で変わってしまう事もあると思います。
鼻高々な元旦那と、不安しかない私との温度差の中、家は出来上がりました。