※ノンフィクション
太郎の父親は広告代理店に勤めていて、幼少期から韓国やイギリス
小学校はイギリスの小学校を卒業。
太郎の家庭内では‥
父親の仕事の都合で環境が頻繁に変わったことで母親は不安定だった
母親は太郎を妊娠中から父親からの暴力を受けていたため、神経症を発症
幼い太郎は両親の喧嘩を頻繁に見ていたため、メンタルパニックを起こす事もあった
母親はこのままではいけないと思い、
その後、両親は離婚、親権は父親が持った。
その後、父親は再婚。
太郎は再婚相手になつかなかったため、太郎は学校の寄宿舎に入れられた
その後、太郎は日本に帰国し、インターナショナルスクールに通う。
大学はカナダの名門大学を卒業。
1年目は父親が学費を支払ってたが、父親の生活も余裕がなかったため、2年目以降の学費の支払いは太郎が現地で
麻薬密売をして学費を
卒業した後、日本に帰国。
太郎は、外資系企業に就職した。
高給取りだったのにも関わらず、
太郎は金銭にだらしなかった
太郎はお金に困ると、親類宅から無断で持ち出した絵画や貴金属などを盗み売りさばいた
これを伯母に疑われ、
太郎が30歳になった頃、事件が起きた
太郎は伯母に毒を飲ませ、階段から突き落とし殺害
伯母の元夫の家にも行き、火をつけ、元夫を殺害
太郎は母親にも事件に関与するよう求めたが断ったため、太郎から激しい暴力を受けた
金銭にだらしない寂しさは「金遣い」に現れる
幼少期、不安定な家庭環境から、愛情に常に飢えており、甘えることができなかったのではないのか
子供は母親の影響をまともに受ける。子供のメンタルは母親と紙一重。
麻薬密売悪事を働けば、その方向に縁ができてしまう
判例の中で、多額のお金の使い道には触れて無かったが、薬物依存者は、高額な薬物を必要とするため、窃盗罪と併合する
憶測だが、太郎自身が薬物依存者ではないかと推定
アメリカの心理学者サイモンズは、
親の養育態度の方向性を
「支配」「服従」「保護」「拒否」
子育てを
「過保護型」「高圧型」「甘やかし型」「無関心型」
子供は親の持ち物ではない
支配、服従、高圧型は、
家族で犯罪を起こす共同正犯の型と同じ。
非行少年の親のタイプ
少年鑑別所において多くの非行少年の心理分析を行う中で、
非行の背景に親の養育態度の偏りと極端に偏った家庭に犯罪者が育
上記の
子育ての4タイプのうち「過保護型」「高圧型」「甘やかし型」「
例えば「無関心型」では
親が子どもに関心を持たず、子どもが何かしても「私は知らない。
このような態度では、子どもが責任について学ぶことができない
十分な愛情を受けることもなく放置されれば、
一方、非行少年が自分の親の養育態度についての調査では、
約4割の非行少年は「親が厳しすぎる」
3割程度の水準で推移しているのは、「
いずれも各年の調査で大きく変化せずに一定の割合を保っている。
まとめると、非行少年は、親が
・厳しい
・自分のことを気にしてくれない
・気まぐれ
という点において、不満を持っていると見ることができる。
子供は生まれて一番最初に接触するのが親や養育者である
偏った扱いをされれば、それなりの人間になる。
発せられる言葉も言動も暴力性も思考も全ては環境から作られる
子供を見れば、親と一度も会ったことがなくても、想像ができるものだ
著者:菅原隆志さん
【参考文献:子供が非行に走る原因の殆どは「親」と「家庭環境」: 過去に非行に走った僕だからわかること。非行予防と対策】
引用‥人は感情の生き物。その子の心を動かさないといけないのです
非行問題は、家族病理、社会病理の表れ。その子たちの問題だけではない