両陛下、オンラインで医療従事者ご激励 コロナ禍で初

2020.11.18 20:00  産経新聞

―天皇、皇后両陛下は18日、皇后さまが名誉総裁を務める日本赤十字社の各地の病院とお住まいの赤坂御所をオンラインでつなぎ、新型コロナウイルス感染症の対応に当たる医療従事者をねぎらわれた。感染症をめぐり、両陛下がオンラインを活用して関係者と懇談されるのは初めて。

 

 両陛下はこの日、新型コロナの重症患者の治療も行う日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)の感染症対策本部や、感染症専用病棟などをオンラインでご視察。北海道、福島、沖縄の各赤十字病院の関係者からも、地域により異なる感染症への対応状況について話を聞かれた。

 

 陪席した同社の大塚義治社長らによると、両陛下はメモを取りながら話を聞き、各病院の職員一人ひとりに対し、画面越しにねぎらいの言葉をかけられたという。陛下は人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を使った重症患者の治療について「どんなことが大変ですか」とご質問。皇后さまは、職員の心のケアなどについて質問された。

 感染が再拡大している状況を踏まえ、医療物資が不足していないかなど、両陛下が病院関係者を気遣われる場面もあったという。

 

■ご交流に新しい形

 天皇、皇后両陛下と日本赤十字社の医療関係者とのご交流は、オンラインを活用した初めての形となった。新型コロナウイルスの感染拡大で両陛下が国民と触れ合う場が制限される中、現場に負担をかけずに直接交流されることを目指して実現したという。両陛下のご交流のあり方に「密」を作らない新たな選択肢が加わった。

 

 両陛下は行事の開催地や被災地に直接赴き、対面で国民と触れ合うことを重視されてきた。しかし、「全国植樹祭」など、両陛下が地方を訪問される「四大行幸啓」は全て来年以降に延期に。両陛下はお住まいの赤坂御所に専門家や医療関係者、コロナ禍で苦しむ人を支援する団体の関係者らを招いて現状について説明を聞き、活動へのねぎらいと感謝の気持ちを伝えられてきた。

https://www.sankei.com/life/news/201118/lif2011180037-n1.html

 

 

 

 

 

両陛下はコロナ禍でできる範囲で象徴としてなすべき業務を遂行される。

国民と同じく苦しまれる、国民は激励される。

こうして日本皇室は維持される。