日本は、まだまだ男社会

私は中学生ころまで、日本が男社会で男女差別が根強くある社会だと考えてもみなかった

学校では、男性の先生も女性の先生もいて、男女差別の話などほとんど聞かなかった。

普通に勉強して同じ試験で競って、同じように運動もして・・・

高校生になると男女の体力差や身体つきのちがいなどもあり、教育の中でもいろいろと

違いが表れ始めた。

男女共学の高校だったが、男子クラスと女子クラスが分けられ、理系と文系に一クラスだけ

混合クラスが設けられた

私は、お世辞にも美人とは言えない、小太り少女だったおかげで?混合クラスに在籍したが、

正直、勉強は好きではなく、自身の能力に匹敵しないちょっと上の学校だっただけに

勉強というより部活をしに高校に通った。

同じクラスの男にも女にも目もくれず、ひたすら部活に通った。

剣道部で朝稽古から汗を流し、男子の中でたった一人女性ではあったが、男子と練習を共にした

中学時代から、女子の中にいるよりも男子の中にいる方が気楽だった

お陰で、高校時代、女性の友人は、たった一人だけだった。他の女子とは口をきいた記憶すらない。

今思えば、私は性的マイノリティの一人だったのかもしれない

男子の中にいる方が楽・・・というのは、60歳を超えた今も変わりはない。

職場でもほぼ男性という職場を選んだため、それが私の中では普通になってしまった。

最近は、女性の管理職登用がいろいろと取りざたされる。

登用により広域転勤や残業・責任が課せられることに耐えられない女性たちから

相談の嵐が来る。

そういう職場を選んで来たのは、自分たちだと思うのだが…「出世は迷惑だ」という。

登用されない前提で入社したらしい。いや、登用されるかもしれないが、結婚・出産を経て

現実的に厳しいと感じ、それを理解してくれということらしい。

結婚・出産によって自身の考えだけでは判断できない事情が出てくるのは確かである。

私にも夫や子はいるが、家事・子育ては妻の仕事・・・という考えを排除してもらった。

しかし、それも私が退職した今では、ほぼ台所に立とうとしなくなった夫君・・・

う~ん。まだまだね。。。

でも、洗濯物を畳んでくれたり、見かねて洗い物したり(笑)

ありがと。